<この体験記を書いた人>
ペンネーム:Nagisa
性別:女
年齢:49
プロフィール:バリキャリで晩婚になりました。現在主婦2年目です!
2019年に結婚したばかりの私たち夫婦は、共に独身生活に慣れていました。
独身時代、私の職場では食事が提供されていました。
そのため自分では料理をする機会はほとんどありませんでしたが、健康的で規則正しい食生活を送ってきました。
対して2歳上の夫は、私と結婚するまで朝食を抜き、昼は職場でお弁当を注文し、夜はビールを数リットル飲み、泥酔して眠るのが常だったそうです。
外で飲むときは、さらに数リットルの日本酒や洋酒を飲んでいたと。
さらに昼間は、ボトルや缶のコーヒーを大量に買い込んで飲んでいました。
休みの日は、お気に入りのラーメン店があり、自宅からけっこう距離があったそうですが、車でわざわざ食べに行ったそうです。
油でギトギトのラーメンは結婚を機に卒業しようと、式直前の1カ月の間に10回も足を運んだといいます。
そのせいか結婚式当日、夫の顔はふっくらとしており、スーツも少しキツそうでした。
私のほうはエステに通い、外見を綺麗に整えることを心がけていたというのに...。
夫と結婚してすぐ、私はお弁当作りをお願いされました。
夫の健康が気になるので、防腐剤や添加物入りのコーヒーもやめてもらおうと、フィルターで出したコーヒーを水筒に入れ、お弁当と一緒に渡し、家でも朝夕コーヒーを入れることにしました。
こうして夫は突然、手作りの料理を1日3度、しっかり摂る生活をするようになったのです。
するとなんと、たった3カ月程で夫のお腹がすっかり引っ込んでしまいました。
標準体重に戻ったのです。
ズボンのウエストがゆるゆるで合わなくなり、30代後半くらいの頃のスタイルになったと言って、本人も驚いていました。
私はその後も食材にこだわった、良質な食事を用意し続けました。
なにせこれが夫の健康につながるのですから。
それなのに、結婚して一年ほど経った2020年の秋頃から、夫はインスタントのラーメンや焼きそば、ファストフードのフライドチキンを欲しがるようになりました。
さらにアイスクリームやポテトチップスの大袋を一度で食べたいと言い始めたのです。
そういったジャンクフードは、夜勤でビールが飲めないときなどに好んで食べていたので、懐かしいみたいです。
夫は外食を嫌がるので、私の料理を好んでいるはず。
そこで、ラーメンをリクエストされたら、ワカメやネギ、チャーシューなどをトッピング。
焼きそばだったら、野菜や肉をたっぷり追加して栄養があるものに変身させ対応しています。
ですが、努力もむなしく、せっかく少し高級で美味しいフィルターコーヒーを入れても、夫は未だに外で添加物だらけのコーヒーも買っています。
家でも私が入れるコーヒーは欲しがっているのに...。
そんな夫の様子を見て、呆れています。
一度慣れた生活からはなかなか卒業ができないのかもしれません。
一方私は、世の中にはかつての夫のように、不健康な生活をしている独身の方々がいるのだと心配になりました。
そういう人たちのために、健康的な生活をアドバイスできるカウンセラーになりたいと勉強を始めました。
家庭では、全てを禁止にするのではなく、たまには楽しみながら、少しずつ理想的な食生活に近づけていこうと思っています。
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