83歳で「軽度の認知症」から「徘徊」まであっという間...。グループホームで暮らす義母への後悔

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:はおり
性別:女
年齢:57
プロフィール:兵庫県に住む子供3人いる専業主婦です。趣味は断捨離と猫と遊ぶこと。

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義母が認知症になったのは2019年の春、83歳の時のことです。

義母は私たち夫婦の住む家から歩いて2分くらいのマンションで一人暮らしをしていました。

お互いの家に遊びに行ったり、夕食を一緒に食べたり良い関係が続いていました。

義母はいつも元気で食べることが大好きでした。

そんな義母の様子がおかしいなと思ったきっかけは、義母の78歳の友人が、ある日我が家に来て「ちょっと相談したいことがある」と言ったことです。

聞いてみると、義母が3年前に亡くなった近所の人の名前を言い「昨日、あの人に貸したお金が返ってこないの。どうしよう」と、その友人に話したというのです。

友人はビックリして「え? その人は3年前に亡くなったやんか。勘違いしてない?」と言ったそうなのですが、義母は頑なに「そんなはずはない」と言い張ると。

その友人は怖くなって、我が家に相談に来たと言うわけです。

私と主人も驚いて、早速義母の所に行って事情を聞いて見ると、今度はそんなことは言ってないの一点張り。

その後何度か、お金がない、食べ物を近所の人に取られたということを口にするようになったのです。

これは、もしかしたら認知症ではと思い、主人と私が付き添い、病院で義母を診てもらいました。

結果は、軽度の認知症という診断。

幸い、身体の方はいたって健康とのことでしたので、このまま、義母のマンションと我が家の間を行き来して、介護をしようということになりました。

毎日食事を持って行ったり、お弁当を持って行ったり、我が家で一緒に夕食を食べたりしました。

義母は時おりおかしなことを口走ったりする以外は、そんなに問題を起こすわけではないので、何とかこのままの状況が続いてくれたらなあと思っていたのです。

しかし、私たちの考えは甘かったのでした。

2019年の秋も終わりの朝6時くらいに、警察から電話がかかってきたのです。

「おたくのお婆ちゃん、駅前のコンビニでしゃがみこんでいたようで、警察で保護しております。すぐに来てもらえないでしょうか」

そう聞いて、主人も私もビックリしました。

主人が急いで着替え、最寄りの警察署に行って家に連れて帰りました。

義母は疲れて、そのまま寝てしまいました。

主人から事情を聞くと、なんと朝の5時くらいに駅前のコンビニの前で立っていたそうです。

しかも、1時間もそこでじっとしていたと。

コンビニの店員さんが心配して「どうしたんですか?」「どちらから来たんですか?」と質問したところ、義母は「家に帰りたい」と。

そこでコンビニの店員さんが警察に連絡してくださったとのことでした。

徘徊が始まったんだと主人と私は、その時思いました。

ここからが、本格的な介護の始まりでした。

身体は元気なのですが、徘徊しないよう一日中見ていなくてはいけないのです。

その後さまざまなことがあり、主人も私も疲れ果て、グループホームに申し込もうと決心することになります。

今思えば、兆候が出た時にできたことがあったのではないかと、甘く見ていたことが悔やまれます。

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