<この体験記を書いた人>
ペンネーム:まるおじ
性別:男
年齢:52
プロフィール:専業主婦の妻と高校生、小学生の子供2人の4人家族の父です。つい先日、4年近い単身赴任を終え自宅に戻りました。
私は50代前半の中間管理職の会社員です。
4年前に転勤を命じられて単身赴任生活を送っていたのですが、2020年の年末近くに転勤の辞令があり、2021年の2月に自宅に戻れることに。
私も家族も大喜びしました。
しかし、現在の職場と転勤先の両方に緊急事態宣言が発令されていた中での仕事の引き継ぎや引っ越しは、私の想像を遥かに超える大変さでした。
まずは転勤が決まり仕事の引き継ぎを開始しようとしたのですが、元の職場・新しい職場ともに交代で在宅勤務を行っており、中々職場での出勤スケジュールが合いません。
結局、引き継ぎは全てオンラインで行うことになってしまいました。
しかし、引き継ぎ相手は私がしていた仕事の経験がなかったため、画面越しのやり取りだとなかなか話が進まず、予定より大幅に時間がかかってしまうことに。
今抱えている仕事を、転勤までに終えるのも厳しい状態でした。
そのため、転勤を延期できないか会社に打診したのですが、転勤先の部門は退職者が出て大変な状態とのことで却下。
そして、元の職場での送別会は立派な会場を貸し切って盛大に行うのが通例だったため、私も楽しみにしていたのですが、宴会自粛のためオンラインで行うことに...。
もはや送別会とは名ばかりで、自室で1人寂しく酒を飲みながら画面を見つめる侘しい飲み会になってしまいました。
とにかく、バタバタと転勤の準備を進めましたが、極めつけに大変だったのは引っ越しでした。
引き継ぎが長引いたため、転勤直前に引っ越しすることになっていたのですが、トラブルは続くものですよね...。
直前に引っ越し業者から、私を担当する予定だった事業所で新型コロナのクラスターが発生してしまい、予定日に来れなくなってしまったとの連絡がありました。
急遽他の事業所を手配してもらったものの、あいにく私の予定していた日は予約でいっぱいだったため、予定より1日早く荷出しされることになってしまいました。
しかし、仕事の方は最終日の予定を変えることができなかったため、単身赴任先での最後の夜は、布団すらない空っぽの部屋で過ごすハメになってしまいました。
そして、クタクタになりながらようやく自宅に戻り、いよいよ新しい職場へ出勤という前夜、今度は元の職場で職員の新型コロナ感染が判明...。
私も濃厚接触者に含まれているとのことで、しばらく自宅待機してほしいとの電話がありました。
話を聞きながら、だったら最初から転勤日を後ろにズラしてくれれば時間をかけて引き継ぎもできたのに...とモヤモヤした気持ちになりました。
新型コロナで二度と経験したくないような、トラブルまみれの転勤を経験してしまいました。
今は新しい職場で働き、同僚ともうまくやってはいますが、会社の方針で当面は自粛とのことで、いまだ私の歓迎会は行われていません....。
関連の体験記:「ママと行けば良かったな、ごめん」授業参観に来た亡き父を傷つけた幼い私。今は心から尊敬しています
関連の体験記:娘の私のため、頼まれた友人のため...マスクを求め開店前のドラッグストアに並ぶ母に複雑な思い...
関連の体験記:連絡なく突然家に来る母。なぜ!?と問い詰めると、同情できる理由が...
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。