「私をのけ者にしようとした!」友人を絶対に許さなかった義母。結果...コロナ禍でひとりぼっちに

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:43
プロフィール:家族は夫と子ども2人。夫の実家のレストランを手伝いながら、義父母と半同居生活をしている主婦。

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私は主人の実家で義父(71歳)と義母(68歳)と半同居をしています。

家は3階建てで、1階が中華レストラン、2階が義父母と私の娘と息子の子ども部屋、3階が私達家族のリビングと夫婦の部屋となっています。

義母は長年、家のレストランのホールを1人で切り盛りしていましたが、10年程前、膝の手術を受けたのをきっかけにお店の仕事は一切しなくなりました。

「長年お店と子育てで遊べなかったから、引退して老後を楽しむわよ!」と宣言した義母。

コロナ禍以前は毎日のようにサークル活動、飲み会、ランチ会、カラオケ、旅行など、いつもどこかへ出かけていました。

しかし、2020年コロナで緊急事態宣言が発令され、外出ができなくなると、ストレスが溜まってしまったようです。

いつもイライラしていて、そのうち家族に当たり散らすようになってしまいました。

「お店に行くのは控えた方がいいけど、〇〇さん(近所で特に親しくしている母の友人)と家でお茶でも飲みながらお喋りしたら?」

見かねた私がそう言うと、義母の顔がパッと明るくなりました。

「そうだわね! お店はダメでも家なら大丈夫だね~、ちょっと電話してみるわ」

それからというもの、義母は近所の友人を家に招いたり、自分が友人の家に行くようになり、以前の明るさを取り戻し、家族もホッとしていました。

その後、緊急事態宣言が解除されると、母はGo Toキャンペーンを利用して、仲良しの友人と3人で温泉旅行に行きました。

久しぶりの旅行はとても楽しかったらしく「来月は紅葉狩りに行くことにしたよ!」と張り切っていたのですが、友人2人が選んだ紅葉場所が高尾山。

脚が悪い義母に登山は無理です。

義母は、その友人2人が自分のことをのけ者にするためにわざと高尾山を選んだと大激怒していました。

「ケーブルカーやリフトもあるし、○○さんでも楽しめると思ったの...。のけ者にする気なんてなかったのよ。本当にごめんなさい」

2人が何度か家に訪ねてきて謝っても、義母は全く許そうとしませんでした。

そんなことを繰り返しているうちに紅葉の時期は終わり、年が明けた2021年1月、2度目の緊急事態宣言が発出されてしまいました。

義母は謝りに来た友人2人を許さなかったので、その自粛期間中は茶飲み相手もいません。

「友だちと仲直りして、この前の自粛中みたいに家でお喋りしたら?」

「向こうが誘って来たら、許そうとは思っているけど、私から誘うのは嫌だね」

私が諭してみても、意地を張って自分から連絡しようとしませんでした。

そうこうしているうちに二度目の緊急事態宣言も解除されましたが、友人たちからは何の連絡も来ません。

それはそうですよね、わざわざ足を運んで謝りに来てくれ友だちに冷たい態度をとっていたのですから。

お付き合いを控えようと思われても仕方ありません。

しかし、そのせいでストレスがたまった義母は、毎日不機嫌で家族、特に義父に当たり散らして家族をうんざりさせています。

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