旦那を嫉妬させようと「偽装不倫」したママ友の虚しい顛末。涙ながらに後悔してももう遅い!?

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:43
プロフィール:夫、高校生の娘、中学生の息子の4人家族。10年近く仲良くしているママ友からの頼みに困っています。

旦那を嫉妬させようと「偽装不倫」したママ友の虚しい顛末。涙ながらに後悔してももう遅い!? 9.jpg

私には中学1年生の息子(12歳)がいるのですが、息子が幼稚園の時に知り合ったAさん(43歳)というママ友がいます。

Aさんはご主人(45歳)と子供3人の5人家族。

ご主人は身長も高く、若い頃はイケメンでモテただろうなという感じの人で、Aさんも小柄でスレンダーで可愛らしく、とてもお似合いの夫婦です。

「結婚して20年経っても、旦那への気持ちは出会った頃と変わらないの。旦那が帰ってくると、ずっとくっついてるんだぁ。コロナ禍で旦那が週の半分在宅ワークになったから、一緒の時間が増えて嬉しい」

私にそう言ってくるほど、Aさんはご主人のことが大好きです。

それは良いのですが、Aさんは常にご主人とイチャイチャしたいらしく、ご主人から「今日は疲れてるから離れて」と言われただけで、ご主人が浮気をしていると妄想し騒ぎ出すので困ります。

夜中に延々とLINEや電話をしてきたり、急に家に来たりすることもあるのです。

1カ月程前もこんなLINEがありました。

「この前、旦那が会社の同僚とリモート飲み会をしてたから部屋に様子を見に行ったら、手で出て行けってあしらわれたの。会社の人たちって、女の人も混ざってるよね? そしたら、なんか悔しくて」

「女の人がいても、2人だけでリモートして飲んでるわけじゃないんだから、なにが悔しいの?」

「だって、私は旦那のことが大好きなのに、向こうは冷めてるし、他の女の人と楽しく話してるのとか想像したら悔しくない? また、出会った頃のように私に夢中になってほしいのよ」

「それは無理でしょ~」と思いましたが、落ち込むAさんには言えません。

その時は励ましてLINEを終えましが、数日後に再びAさんから連絡が入りしました。

「やっぱり考えれば考えるほど悔しくて、それで考えたんだけど、パート先の男性職員に言い寄られていると思わせたいの。〇〇ママ、お願い! 私に言い寄る男性のふりをしてLINEを送ってくれない? 旦那と一緒にいる時に表示されるように携帯を置いておくから」

え? 私に嘘の片棒をかつげっていうの?

「そんな嘘やめた方がいいよ」

「だって、旦那にヤキモチを妬いてほしいの」

何度やめるよう説得しても、Aさんはしつこくお願いしてきました。

しかし、私も変なことに巻き込まれるのは嫌だったので断り続けました。

10日後、目に涙を浮かべたAさんが突然、我が家に来たのです。

話を聞くと、私に嘘のLINEを断られたAさんは、他の友達に頼みこみ、架空の男性のふりをしてLINEを送ってもらい、それをご主人に目撃させたそうです。

ここまではAさんの思惑通りだったのですが、ご主人の反応がAさんの思っていた反応ではありませんでした。

「浮気をするのは勝手だけど、俺にバレないように墓場まで持って行けよ!」

そんなことを言って怒りだしたそうです。

「浮気なんかしていない。向こうが勝手に言い寄ってきて困っている」

「嫌ならLINEをブロックすればいいし、俺に相談することも出来ただろう」

焦ったAさんが打ち合わせていた言い訳を伝えても、全くAさんを信用しないのだそうです。

それから、ご主人はAさんを避けるようになってしまったと...。

「こんなはずじゃなかったのに」

涙ながらに話すAさんに対し「だから、バカなことしない方が良いって何度も言ったのに」とは言えませんでした。

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