<この体験記を書いた人>
ペンネーム:まよ
性別:女
年齢:43
プロフィール:スマホで脳トレゲームを始めました。なかなか難しく毎日苦戦しています。
43歳の主婦である私は実家の近くに住んでおり、74歳と75歳の父母は元気で二人暮らしをしております。
両親は昔からミーハーで新しいもの好きでした。
子どものころは発売したてのおもちゃを買ってもらったり、最新家電が家にあったりしてとても嬉しかったことを覚えています。
しかし、今では両親のそのミーハーっぷりが「頭痛の種」になっています。
というのも、買ったはいいものの、両親が「まったく使いこなせない」ものが増えてきたからなんです。
今までは、買ってきたものをそれなりに使えていました。
炊飯器にしろ、レンジにしろ、ボタンを押せば使えます。
なので、機能を充分に活かしきれず「宝の持ち腐れだなぁ」と思うことはありつつも、使えてはいたんです。
しかし、8年前、スマホを買ってきたときから...事情が変わります。
案の定、両親は初期設定などが分からず、まったく使えませんでした。
説明書がない、インターネットに接続しなければならない、ログインしなければならない、アプリをダウンロードしなければならない、そしてボタンがない......。
そういった、スマホでは当たり前のことが難しくてできなかったのです。
私も機械に強いわけではありませんが、両親のために、インターネットで検索したり、ケータイショップへ出向いて話を聞いたりしてなんとか設定をしました。
そうして両親が最初にスマホを使ったときは...大喜び。
「こんなにいろんな機能があるのか!」と感動していました。
よかったなぁ、と思っていたのは...束の間でした。
それから、どんどん新しいものを買ってくるようになったのです。
最近ではスマートウォッチや、スマートスピーカー、スマート家電にAI搭載付きの冷蔵庫などです。
そして、両親はそういった最新家電の設定ができないので、全て私頼みになります。
初期設定だけならまだいいのですが......。
「これはどうやるの?」
「変な画面になってしまったんだけどどうすればいい?」
など使い方や不具合まで聞いてきます。
こっちだって、パートに子育てに忙しいのに! と思いながら両親の最新家電の設定を手伝っています。
「使いこなせないなら買わないで。私だってヒマじゃない」
そう両親に抗議したこともあります。
しかし、反論がずるいんです。
「せっかくここまで長生きしたんだから、新しいものに囲まれて生活したい」
「老けこんだ生活をしないで、若者のような暮らしをしたい」
そんなことを言われてしまうと返す言葉がありません。
両親の希望を叶えてやるのが親孝行と思いますが、忙しいときに「分からない」「教えてくれ」と言われるのはやはりストレスで困っています。
また、年金生活なので、こんなに最新機器にお金をかけていて大丈夫なのか心配にもなります。
家電のグレードもお金も、身の丈に合った生活をしてほしいものです。
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