＜この体験記を書いた人＞
ペンネーム：さなぎ
性別：女
年齢：47
プロフィール：25歳で出産し28歳で離婚。その後32歳で再婚し、現在は主人と娘2人の4人家族。家族仲は良好。
私は25歳の時に長女（現在22歳）を出産しましたが、娘が3歳の時に離婚しました。
その後は、両親に協力してもらいながらシングルマザーとして、娘を育てていました。
31歳の時に仕事の関係で現在の主人（52歳。当時は35歳）と知り合い、翌年再婚をしました。
夫もバツイチ、シングルファーザーで、当時2歳だった次女（現在17歳）を一人で育てていました。
バツイチ同士で、お互いに子連れということもあり、双方の両親からは反対されましたが、子ども同士も仲良くなり、主人も私も2人には分け隔てなく愛情を注ぐ自信がありました。
そうして再婚してから15年。
姉妹の仲も良いし、家族の仲も良好なのですが...私の両親は、いまだに再婚したことを良く思っていないようです。
離婚後、3年程実家に住んでいたこともあり、両親は長女のことは溺愛しているのですが、血が繋がっていない次女に愛情を持てないようです。
私の実家は、家から歩いて20分ほどの場所にあります。
子ども達が小さい頃、孫の顔を見せにちょくちょく実家に立ち寄っていたましたが、両親はあからさまに長女と次女を差別します。
長女と同じように次女が両親に甘えようとしても、邪険な態度で相手にしません。
それでも当時は「時間が溝を埋めてくれるだろう」と楽観的に考えていましたが、両親の次女への態度は何年経っても変わりませんでした。
両親は長女には凄く甘くて、欲しい物は何でも買ってあげるのに、次女には何も買ってくれません。
長女が状況がわかるような年齢になり「妹の分も買って」と頼むと渋々買ってあげる......といった状態でした。
誕生日、入学祝い、卒業祝いなど、長女にはお祝いをくれますが、次女には一度もくれないのです。
あまりにもあからさますぎます。
次女が物心がついた時期にポロっと「おじいちゃんとおばあちゃんは、ネェネだけが好きなんだよ」と言ったことが忘れられません。
小さい頃からきっと嫌な思いをしていたのだと思うと、申し訳なくてかわいそうで、胸がいっぱいになってしまいました。
もちろん両親に次女に対しての態度を軟化してほしいと頼んだことはあります。
「私達は可愛い孫とずっと一緒に楽しく暮らしたかった。それなのに、再婚で邪魔をされたうえに、血が繋がっていない赤の他人の子どもがきた。そんな子、孫とは思えないから可愛がるなんて出来ない！」
私の再婚によって長女との楽しい生活を壊された、と根に持っていることに驚きました。
心の狭い情けない考え方......。
そんな考え方を血が繋がった両親が持っていることが許せません。
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