20代で結婚して、2男1女を授かり、主婦として暮らしてきた中道あんさん。でも50代になると、夫との別居、女性としての身体の変化、母の介護...と、立て続けに「人生の転機」が訪れます。そんな激動の中で見つけた「50代からの人生を前向きに過ごすためのヒント」。若かったころと違う体重の落ち方。中道さんが考える50歳を過ぎてからのダイエットの取り組み方とは。
前回の記事:54キロまで落とそう! 目標数字を持った「50代の私のダイエット」の結果は...
子供の頃はガリガリに痩せていて「骸骨みたい」と言われるほどでした。
26歳で第1子を妊娠した時は、痩せすぎているので「もしかしたら赤ちゃんが骨盤を通らないかもしれない」と脅かされました。
無事自然分娩できた時にはほっとしたものです。
第2子を出産したのは28歳の時。
出産後、体重の戻りが2年前のそれとは違い遅いので、人生初のダイエットに挑戦!
朝食のパンにつけるバターをやめ、味気ないトーストだけを食べる。
油ものや炭水化物を控えると、みるみると痩せて元に戻りました。
その5年後の33歳で第3子を出産。
わんぱくな兄を育てて家事と育児に忙しい日々。
運動量は相当あるはずなのに、第2子の時よりも戻りが悪い。
同じように炭水化物を抜いてみたけれど、元の体にはもどりません。
食べずに我慢していては、3人の子育ても力不足になります。
そこで、それまでガリガリだったのが、「まあまあ普通体型」になりました。
その後徐々に増えた体重を、40歳の時にスポーツクラブで引き締めに成功。
たしか体重は54kgぐらい。
ジムで鍛え、毎日ウォーキングに励んでも体重って減らないなぁ...と感じていました。
しかし45歳の時です。
正社員として働くようになると、みるみる体重が落ちてきました。
52kgを切るようになると、周りの方から「やつれている」「前の方がよかった」など心配の声をかけていただくほどになってしまいました。
原因は、厳しい職場環境でのストレスから。
やがて転職したことですぐに体重は元に戻り、逆にどんどん増えていきました。
この時、「幸せ太りとは本当のことだ」と思いました。
そこでまたダイエット。
炭水化物と油を抜くと一時的には痩せるのですが、気分は最悪。
空腹からイライラするし、満たされません。
...そしてリバウンド。
筋力低下を気にしてスポーツジムを再開しましたが、10年前の40歳の頃のような頑張りはできません。
「あぁ、50歳をすぎたら、年代に合わせたダイエットをしないとだめだな」と思いました。
そこで、自分らしいダイエットの方法を考え、太りにくい方法を暮らしの習慣に取り入れるように。
まず移動はなるべく歩く。
最寄り駅から会社まで歩いて出勤したり、休日のお出かけは駅まで歩くことを基本に。
犬との散歩はダイエットも兼ねているので、遠い公園にわざわざ行くようにしています。
次に食事は野菜から食べるように。
大好きな焼肉でも、必ず野菜サラダから食べる。
お鍋もお肉からではなく、おダシがよく染みた野菜でまず満足感を得ます。
毎日の食卓にも野菜サラダや和え物などを用意すること。
まず野菜から食べることは「食物繊維の影響」により血糖値の上昇を緩やかにすることで結果的に脂肪が増えにくくなるらしいのです。
どうしてもごちそうから先に食べたくなる気持ちは、野菜から食べるという習慣が抑えてくれるようになりました。
そして、最近取り入れたのは、ハーブティを毎日飲むこと。
自分に合ったものを探して毎日飲むことにしています。
他には、夏でも湯舟につかる、睡眠時間をちゃんと取るなど、体を大切にしています。
先日の人間ドックで体重に関する質問があり「20歳の時の体重から10kg以上増加している」という項目に、大きく〇をつけました。
けれど50歳を過ぎてからは体重変化はさほどありません。
20代、30代は体が軽かった。
「止まったら死ぬマグロのよう」と言われたもので、活動的でした。
それが今はちょっと油断して食べ過ぎた日が続くと、体が重くて仕方がありません。
実際に体重もドカンと増えていたりします。
どんどん腰が重くなる。
そういう時には夕飯を抜いたり、減らしたりして元に戻す努力をしています。
食べすぎたよねぇ。
もう十分だよね。
そう自分に言い聞かせながら、減量効果抜群の夕飯を抜きます。
動きやすくなった体で気分もUPします。
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