<この体験記を書いた人>
ペンネーム:2カレッタ4
性別:女
年齢:45
プロフィール:結婚して15年。3人の子どもの母です。
主人の実家に住んで、約15年が経ちます。
主人の実家は50年ほど前に祖父母が土地を購入し、家を建てました。
地域がら、近隣のお家との間隔は割と狭く、そのころから密集市街地だったようです。
景観の関係で高層マンションも建てられない地域で、ご近所の方も世代交代はされますが、50年前からほとんど変わりません。
我が家のお隣さんはというと、主人の祖父母が土地を購入する前からいらっしゃって、近隣にあちこち土地も持っていらっしゃる地主さん。
祖父母との関係性は......実はあまり良好ではなかったと聞いています。
しかし、今は世代交代もし、私たちはほどほどの距離感で関わっています。
主人は笑ってお隣さんと話をしています。
50年の月日が経てば、人も家も様変わりし、家に関しては修繕したり、建て替えが必要になったり。
お互いにそれなりに持ちつ持たれつやってきました。
今回は、お隣さんの離れを建て替えることになったとのことで、ご挨拶に来てくださいました。
離れには若夫婦が入居するようで、これからをとても楽しみにしていらっしゃいました。
建て替えで心配といえば騒音のことですが、私たち夫婦は共働き。
子どもたちも学校や部活・習い事などで日中はほとんど家にいません。
義母はいましたが、耳が遠く、解体工事が始まっても、さほど音に対してストレスを感じることはありませんでした。
しかし、この工事によって意外な影響が出てしまったんです。
お隣は何十年も前から建ってはいる家ですし、家と家の間は人が入る隙間もないほどの近い距離で隣接していたことから、窓から見える景色なんて気にもとめませんでした。
しかし、お隣の離れが解体されたことによって我が家に日差しがよく入るようになり、なんとも気持ちの良い解放感を感じられるようになったのです。
リビングダイニングの大きな窓からレースのカーテン越しに入る日差しは、朝からテンションをあげてくれました。
そんな気持ちのいい日々を過ごしていましたが、ほどなくして土台の工事が始まり、業者さんが毎日出入りするようになりました。
そして...それは起こりました。
設置された簡易トイレが...リビングダイニングの窓の目の前だったのです!
お隣さんは70坪ほどある広い土地。
それなのに、簡易トイレの設置場所に選ばれたのが、よりによって我が家のリビングダイニングの目の前って......。
毎朝、毎晩、家族全員で囲む食卓の目の前に簡易トイレ......。
別に、いいんですけど、でも、1つだけ......。
簡易トイレの換気口がリビングダイニングの窓に向いていたのです!
とてもとても言いづらかったですが、せめて換気口の向きだけ変えてもらえないかと、とびっきりの笑顔で業者さんにお願いに行きました。
でも、普通、私たちがその部屋で食事をしていることに気づきますよね?
結果的に改善してくれたのですが、
できれば私が言う前にやってほしかった......。
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