<この体験記を書いた人>
ペンネーム:春色シフォン
性別:女
年齢:55
プロフィール:どうやら、ついに花粉症デビューしてしまったようです。症状を軽くするための方法をいろいろと試してみる日々です。
私自身は、これまで占いのたぐいを信じたことがありません。
信じていないと言うよりは、あまり気にしたことがなかった、と言う方が近いかもしれません。
しかし先日、占いを信じてもいいかもしれないと思ったことがあったので、ご紹介したいと思います。
ある朝のことです。
天気予報を確認するために付けていたテレビのニュースで、星座別占いが流れました。
私の星座の占い結果は「懐かしい人に会えるかも」という内容。
懐かしい人か...会いたい人がいたかな? と考えましたが、朝のあわただしさに、そんなことはすぐに忘れてしまいました。
しかしその夜のこと。
なんと夢に亡くなった友人が出てきたのです。
目が覚めてから、なんだかなつかしい夢を見た気がするなあと、ぼんやりと思い出していました。
そういえば友人Aもいたような気がする。
その時ふと「懐かしい人に会えるかも」という、テレビの占いを思い出したのです。
地元で高校の同級生だったAは、40代後半の頃、病気で亡くなりました。
Aはガンでとても進行が早かったと聞きました。
当時私はまだ子供も小さく、しかもAのお葬式はちょうど主人がケガで入院していた時のことでした。
地元を離れている私は、その時どうしてもAのお葬式に行く時間を作ることができませんでした。
その後、帰省した際にお墓参りはできたのですが、直接お別れできなかったことが、ずっと気にかかっていたのです。
夢の中で、私は高校生でした。
私は当時の友人たちと、故郷の繁華街を歩いてました。
そして、そこに友人Aもいたのです。
私たちはどこかに遊びに出かけた帰りらしく、みんなでしきりに楽しかったねと言い合っていました。
その時Aが私の方を向いて、「本当に楽しかったね、またね」ととびきりの笑顔で言ったのです。
私も「うん、またね」と答えました。
夢で見た高校時代は、私がAと一番親しかった時期です。
いつもにこにこと笑顔で、穏やかな性格だったA。
私たちは一緒に出かけたり、いろんな話をしたり、たくさんの時間を過ごしました。
夢の中のAの笑顔はあの頃のAのままでした。
今年はちょうど、Aの七回忌です。
Aは私にお別れを言いに来てくれたんだと思いました。
さりげなくて、でもそれがとてもAらしくも感じました。
とても嬉しく思いました。
テレビで占いを見ていたから、Aが会いにきてくれたことに気づけたのだと思います。
占いっていいものかもしれないと、素直に嬉しいと感じた出来事でした。
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