<この体験記を書いた人>
ペンネーム:わんこ
性別:女
年齢:46
プロフィール:パート主婦。義両親は70代です。
46歳の夫の両親は70代。
自営業を続けており、とても元気です。
元気なのは有難いのですが、義両親の贅沢三昧な暮らしの自慢に、なんだかイライラしてしまいます。
義両親はうちの家から車で15分ほど離れた場所に住んでいます。
大きな家、大きな庭、広いガレージでしたが、最近家を立て直しして、さらに豪華な家となりました。
義父がこだわった外観と間取りとインテリアはそれはそれは立派で、犬3匹の為の専用部屋まであります。
たまにお邪魔すると子供達は大喜びで探検して、庭で遊びます。
そんな義両親は、いつもこんな話をしてきます。
大画面のテレビをみんなで見ながら「小さい画面のテレビって見えにくくないの? 迫力ないから映画とか見れないね」とか。
頻繁に乗り換えている外車2台の性能の説明をしながら、「なんで外車を選ばないの? うちはやっぱり外車だな」とか。
毎日のように行っているモーニング店のコーヒーの話をしながら、「コーヒーの香りで朝ゆっくり過ごすのは一日の良いスタートとなるよー」とにっこり。
また、おいしいレストランを探しているらしく、「どこか評判のいいフレンチの店しらない?」と困った様子のことも。
他にも高価な絵画についてや評判のゴルフコースの話、スポーツジムのVIP会員の話など、聞かれても困ってしまうんです。
なぜならうちは、いかに節約できるかを日々考えながら質素な暮らしをしているから。
しかも義両親はそれを知っています。
それを知っていて質素な暮らしを素直に不思議がっているのです。
悪気はないんでしょうが、無邪気な義両親にイライラします。
義両親は自営業ですが週に2、3日働いて、他はスポーツジムやテニスやゴルフ、毎朝のモーニングやディナーなど贅沢三昧です。
外車も頻繁に新しいモデルに乗り換えています。
70代でも好奇心旺盛で活動的、病気もせずに元気なのは本当に良いことなのですが......。
「そんな暮らしできるわけないの知ってるのにー! フレンチの店など知るわけない!」
そう叫びたくなるのを必死にこらえる日々です。
援助を期待しているわけではないのですが、もちろん援助は一切ありません。
うちは子供2人がまだ小さいのでこれからもお金がかかります。
私もパートをしながら日々のやりくりに頭を悩ませています。
息子である夫は何を言われても平気なようで、特に気にしていませんし、頻繁に変わる外車を見て楽しんでいる始末です。
心が狭い私は「いいですね」「素敵ですね」「すごいですね」とは言いたくない!
悔しい思いを隠すようにひたすら静かに微笑むのに精いっぱいです。
人気の体験記:おもちゃは買い放題、ゲームもやらせまくり。孫たちに甘すぎる実父をどうすれば...?
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。