「なんでそんなこと!恥かかせないで!!」私との何気ない会話で77歳の母に「着火」してしまった気の毒な兄嫁

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:うなぎ
性別:女
年齢:45
プロフィール:私は旦那、息子と3人家族です。実家では兄と兄嫁が母と同居してくれています。兄夫婦に子供はいません。

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77歳になる実母は「まわりの一歩先を行きたい」タイプです。

若い頃はミニスカートが流行すればいち早く取り入れたり(足を出すなんて...と言われる時代だったそうです)したそう。

高血圧と肝臓に持病はありますが、アクティブな人で気持ちも若く、以前は友人と旅行に出かけたり、ヨガやエアロビクスを習いに行ったりしていました。

しかし、年齢とともに耳が遠くなり、60代後半くらいから外出の回数が減少。

立て続けに手術をしたのですが、それを境にワガママになったというか、少しでも気に入らないことがあると「ずーっと怒っている」ということがあるように。

自尊心が強く、少しでも母を否定するようなことを言うと、それはもう大変なことになるのです。

最近では、こんなことがありました。

髪の毛が傷んでいる、短く切りすぎた、ということを気にした母が問いかけてきました。

「ねぇ髪型変だと思わない? どうしたらいい?」

「変じゃないよ。気になるならオイルをつけたりコテを使うといいよ」

「えー、でも髪が減ってきたからオイルなんてつけたら余計に変になるわ。お母さんに合う方法ない?」

(私、美容師じゃないんだけど...)と思う私ですが、そこからずっと「髪の毛をどうしたらいいか」という話題が、母が納得するまで続きます。

ちょっとめんどくさいなぁと思ったころに「髪の毛傷んでるよね?」と聞かれたので「うん。傷んでるね」と言ってしまいました。

「なんでそんなひどいこと言うの!? もうちょっと言い方があるでしょう? ちょっと傷んでるだけなのに!」

......始まってしまいました。

いや何回も聞くから答えただけですけど......。

打たれ弱いというか、プライドが高いというか......。

そして何よりしんどいのは、同居している兄嫁です。

娘の私でさえ対応に困っているのに...本当に大変だと思います。

先日実家に遊びに行った時にもこんなことがありました。

かわいい寄せ植えがあったので、兄嫁に何気なく「おしゃれでいいね!」と言ったのです。

すると兄嫁が「あぁそれね! よくお世話になっている植木屋さんが作ってくれたの」と私に教えてくれたのですが......

それが母に聞こえてしまいました。

すると突然母が「なんでそんなことを言うの!」とこちらに怒りだしたんです。

実はその寄せ植えは母がお花を選んで、植木屋さんに配置も指示をして作ってもらったそう。

母としては、母が選んだ花を使って、植木屋さんがデザインしたので、「母と植木屋さんとで作ったもの」という思いがあったよう。

「それなのに、なぜ植木屋さんだけで作ったように言うのか? 聞いた人は頼んで作ってもらったと思うじゃないか! 私に恥をかかせるな! 信じられない!」

そのような回路で発火してしまったようです。

なぜそう考えてしまうのか......不思議ですよね。

でも、母はそう考えたんです。

そして、「なんであんたはいつもそうなの!? そんな言い方したら誤解されるでしょう?」と兄嫁をかなりしつこく問い詰めていました。

聞いていてイヤな気分になりますが、兄嫁さんはずっと我慢して聞いてくれています。

このような言動が病気からくるものなのか、ただの意地悪ばあさんなのか(笑)。

どう対応したらいいのでしょうねぇ......。

注意すると逆上してしまうし、言わせておくと周りの人たちにはストレスなので、家族みんな困っています。

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