<この体験記を書いた人>
ペンネーム:夢乃
性別:女
年齢:53
プロフィール:成人男女二人の子供を持つシングルマザー、派遣社員をしながら日々変化していく自分と日夜奮闘しています。
60代で仕事をリタイヤした母は、引退後体調を崩しやすくなってきました。
ろっ骨を骨折し、さらに「脊柱管狭窄症」と診断され、続いて「背骨の圧迫骨折と極度の骨粗しょう症」との診断。
つい最近では、首の後ろの骨の側の神経痛を発症し、整形外科へ通う日々を過ごしています。
そんな母ですが、困っていることがあります。
母は通っている病院の診断を必ずといっていいほど否定するのです。
その診断の際も、それが「肩こりの一種で、首の骨の周辺が凝り固まって神経が圧迫されるもの」と説明を受けました。
しかし、肩こりと言われた瞬間に「肩なんて凝ってません」と一蹴。
理由を説明されても「違います」と否定し、医師を困らせていました。
脊柱管狭窄症と診断されたときには、筋肉が減少しているので運動をして筋肉を鍛えるように言われ帰宅。
そして私に「家のことをして動いているのに」と不満げでした。
「家事をこなすことと運動は違うよ! せめて自宅周辺を散歩するくらいの運動はした方がいいんじゃない」
そう伝えると「浮遊感のような目まいがするから」と拒否されてしまいました。
「散歩できないなら腹筋やスクワットをしてみたら?」
「腹筋は背骨が痛い、スクワットは膝が悪いから」
と頭から否定。
何かにつけてできない理由を探しては、人の話に聞く耳を持ちません。
さらに先日、呆れ果てたことがありました。
前に骨粗しょう症の検査を受けた母は、「さらに悪化している」と告げられ、不機嫌になって帰宅。
そしてその日の夜、医療系のドラマを見ていた母は、自分と同年代の患者さんのレントゲン写真を見てこんなことを言い放ちました。
「あの病院のレントゲンの機械が古いから、私の骨もスカスカに写って見えるんだ」
でも...それはドラマです。
その役者さんと同年代の方のレントゲン写真かはわかりません。
ひとまず「機械が新しかろうと古かろうと写り方に大差はないよ」と説明しましたが、納得がいかない様子で「病院を変えようか」などという始末でした。
実は、母はこうやって病院を何カ所も変えているんです。
その度に同じ説明しかされていないのに、気に入らないと「絶対違う」といって病院を変えているので、近場の病院は行き尽くしています。
まさにホスピタルショッピング(ドクターショッピング)です。
歳を重ねると頑固になるとは言いますが、ここまでひどいと何のアドバイスもできません。
自分の気に入らないことは全て否定して、わがまま放題の母。
こんな状態は我が家だけなのでしょうか?
寝込まないでくれているだけでもありがたいことなのですが、年齢に加えて物忘れも酷くなってきていて認知症の心配も出てきています。
そんな母親の姿にモヤモヤが募って仕方ありません。
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