<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とのさまバッタ
性別:女
年齢:52
プロフィール:いつだったか、夫の便秘が始まってしまいました。それはそれはホントに頑固で困っていたのですが...。
以前は快便だった我が夫が、いつの日からか便秘に苦しむようになりました。
それまですこぶる快便だった夫ですので、「どうして便秘になったの?」と不思議に思っていました。
生活習慣も食事も特に変わってはいませんし、健康診断の結果も特に問題なし。
となると思いつくのはストレスくらい。
そこで、「きっとそれだ、ストレスだ! なら、その内またスルリと出るさ!」くらいに軽く考えてしまいました。
しかし、ストレス発散に努める、サプリを飲む、ベジタブルファーストなど、いくつかの方法を試したのですが、やっぱり「スルリ」を迎えることはありませんでした。
そうなるとあとは病院に行くしかありません。
「便秘で病院は嫌!」と言いはる夫をなだめすかして病院へ連れて行き、下剤を処方していただきました。
薬の効果はまずまず。
スルリ、とはいかないものの、「出ることは出る」という感じとのことで、ひとまずOKかな、と思っていました。
しかし...今度は排便時の腹痛、トイレに立てこもる、薬を飲まないと出ないなどの問題に直面することになりました。
そんなある日、仕事の関係で健康情報の本を読んでいたら、「便秘を徹底解説!」のような記事が目に飛び込んできたのです。
そこには数多くの原因が書かれていたのですが、その中にあった「水分不足で便秘になる」との情報にピンと来た私。
普段から夫が「あまり水分を取っていない」ことに気付いたのです。
例えば、食事の時にコップ一杯のお茶も飲みません。
飲むものと言えば、食後に必ず飲むブラックコーヒーと、晩酌のお酒だけ。
一見して水分を取っているように思いますが、コーヒーもお酒も実際には体内から水分を奪う飲み物だそうです。
こんな生活で「十分な水分補給」なんてきっと無理。
それどころか、このコーヒーとお酒こそが、水分不足の原因になっているはずなのです。
「きっと、これだ!」
そうにらんだ私は、早速、対策に乗り出しました。
まず、私の立てた仮説を夫に説明し、同時に便秘改善には水分摂取が重要だと伝えます。
その上で...
1. 一日コップ3杯分の水を飲む(朝一番、帰宅直後、入浴前後)
2. 食事のお茶で工夫(ノンカフェインの麦茶をコップ一杯飲み干す)
3 .寝る前にコップ一杯の水を飲む
とルールを決めました。
これらを実行すれば、一日1リットル程度の水分を確実に摂取できます。
しかし、これを実践するために課題となるのがスケジュール管理。
きっと夫は自分だけで実践することはできないと踏んだのです。
案の定...
「水飲んだ?」「忘れた」
「今日は水飲んだ?」「...多分」
小学生の子どもとママみたいな会話が続きます。
...ということで、スケジュールは私がしっかり管理。
多少うるさがられながらも実践したら、その効果はテキメン。
水分補給を始めてから数日で「出た! スルリと出た!」と嬉しそうな夫の姿を見る日がやってきたのです!
こうしてスルリを迎えた途端、夫の態度は良い方向に急変。
バツが悪そうにしながら「いやー、薬飲まずにスルリなんて、何カ月ぶりだろう!」と喜んでいました。
「どうだ! 参ったか!」と胸を張る私に向かい「ゴメンゴメン♪」という夫なのでした。
その後、喉元過ぎれば...の言葉通り、気を緩めるとすぐに水分摂取をさぼってしまう我が夫。
そうするとすぐに便秘が再発してしまいます。
ということで、今でも「水飲んだ?」「忘れた!」、「今日は水飲んだ?」「多分...」と、この会話がお決まりのパターンとなっている我が家なのでした。
人気の体験記:トイレに間に合わず涙の義母。高齢者の移動で気を付けるべきこと
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。