頑固な便秘に悩み、病院でも改善しなかった夫。そんな夫が「スルリ」になった意外な要因は...⁉

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:とのさまバッタ
性別:女
年齢:52
プロフィール:いつだったか、夫の便秘が始まってしまいました。それはそれはホントに頑固で困っていたのですが...。

頑固な便秘に悩み、病院でも改善しなかった夫。そんな夫が「スルリ」になった意外な要因は...⁉ 17.jpg

以前は快便だった我が夫が、いつの日からか便秘に苦しむようになりました。

それまですこぶる快便だった夫ですので、「どうして便秘になったの?」と不思議に思っていました。

生活習慣も食事も特に変わってはいませんし、健康診断の結果も特に問題なし。

となると思いつくのはストレスくらい。

そこで、「きっとそれだ、ストレスだ! なら、その内またスルリと出るさ!」くらいに軽く考えてしまいました。

しかし、ストレス発散に努める、サプリを飲む、ベジタブルファーストなど、いくつかの方法を試したのですが、やっぱり「スルリ」を迎えることはありませんでした。

そうなるとあとは病院に行くしかありません。

「便秘で病院は嫌!」と言いはる夫をなだめすかして病院へ連れて行き、下剤を処方していただきました。

薬の効果はまずまず。

スルリ、とはいかないものの、「出ることは出る」という感じとのことで、ひとまずOKかな、と思っていました。

しかし...今度は排便時の腹痛、トイレに立てこもる、薬を飲まないと出ないなどの問題に直面することになりました。

そんなある日、仕事の関係で健康情報の本を読んでいたら、「便秘を徹底解説!」のような記事が目に飛び込んできたのです。

そこには数多くの原因が書かれていたのですが、その中にあった「水分不足で便秘になる」との情報にピンと来た私。

普段から夫が「あまり水分を取っていない」ことに気付いたのです。

例えば、食事の時にコップ一杯のお茶も飲みません。

飲むものと言えば、食後に必ず飲むブラックコーヒーと、晩酌のお酒だけ。

一見して水分を取っているように思いますが、コーヒーもお酒も実際には体内から水分を奪う飲み物だそうです。

こんな生活で「十分な水分補給」なんてきっと無理。

それどころか、このコーヒーとお酒こそが、水分不足の原因になっているはずなのです。

「きっと、これだ!」

そうにらんだ私は、早速、対策に乗り出しました。

まず、私の立てた仮説を夫に説明し、同時に便秘改善には水分摂取が重要だと伝えます。

その上で...

1. 一日コップ3杯分の水を飲む(朝一番、帰宅直後、入浴前後)

2. 食事のお茶で工夫(ノンカフェインの麦茶をコップ一杯飲み干す)
3 .寝る前にコップ一杯の水を飲む

とルールを決めました。

これらを実行すれば、一日1リットル程度の水分を確実に摂取できます。

しかし、これを実践するために課題となるのがスケジュール管理。

きっと夫は自分だけで実践することはできないと踏んだのです。

案の定...

「水飲んだ?」「忘れた」

「今日は水飲んだ?」「...多分」

小学生の子どもとママみたいな会話が続きます。

...ということで、スケジュールは私がしっかり管理。

多少うるさがられながらも実践したら、その効果はテキメン。

水分補給を始めてから数日で「出た! スルリと出た!」と嬉しそうな夫の姿を見る日がやってきたのです!

こうしてスルリを迎えた途端、夫の態度は良い方向に急変。

バツが悪そうにしながら「いやー、薬飲まずにスルリなんて、何カ月ぶりだろう!」と喜んでいました。

「どうだ! 参ったか!」と胸を張る私に向かい「ゴメンゴメン♪」という夫なのでした。

その後、喉元過ぎれば...の言葉通り、気を緩めるとすぐに水分摂取をさぼってしまう我が夫。

そうするとすぐに便秘が再発してしまいます。

ということで、今でも「水飲んだ?」「忘れた!」、「今日は水飲んだ?」「多分...」と、この会話がお決まりのパターンとなっている我が家なのでした。

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