<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ななな
性別:女
年齢:40
プロフィール:小学生の子供が二人いるパートの主婦です。
義両親の家から車で30分ほどの場所に住んでいます。
良い方たちなのですが、最近困っていることがあります。
それは不要品を渡してくるということです。
今後のことを考えて少しずつ家を整理しているとのことで大変立派なのですが、不要品が出てくると「よかったら使って」と私たちにお声がかかります。
初めは段ボールを三箱見せられました。
中身は古い洋服や旅行のお土産と思われる置物など。
「持って帰るのが大変なので」と断ると、次からは我が家まで持ってくるようになりました。
実家は農家。
軽トラックを持っており、大きなものまで載せてきます。
この間は、昭和初期に使用していたのではないかと思われる、いたるところに傷がついたちゃぶ台と、階段状のタンスを持ってきました。
「いらなかったら捨ててね」と言われますが、捨てるのも手間ですし、粗大ごみはお金もかかります。
リサイクルショップへ売ることを提案したこともありますが、我が家で使ってもらえるなら、それの方が嬉しいと、聞く耳を持ってもらえませんでした。
ですが...問題は、我が家の対応にもあります。
旦那は「とりあえずもらっておいて、本当にいらなければ捨てればいい」と言います。
「もしかしたら当たりが紛れているかも」とポジティブな考え方なのです。
さらに子どもたちは...珍しいものもあり「もらえる」ということ自体が嬉しいらしく、なんと「楽しみ」にしています。
そして先日、ついに子どもたちがやってしまいました。
義両親が「(あげたもの)使ってくれてる?」と聞かれた子供たちがこう言ってしまったのです。
「捨ててるやつもあるけど使ってるやつもあるよ! 選べて楽しいし、嬉しい!」
それを聞いて、「とっても嬉しそうな顔」をしていた義両親。
......きっと我が家へ持って来る不要品が増えるのでしょう。
けれど、選別して捨てるスピードが追いつかず、我が家もモノが増え、ごちゃごちゃしてきています。
シンプルで自分が好きなものに囲まれた生活がしたかったのに...正反対の空間になりつつあります。
我が家へ不要品を持ってくるとき、義両親は必ず連絡をくれるのですが、最近は居留守を使うことも増えました。
ですが...
「その分、不要品が溜まっていってるんだろうな...」
そう思うと、ため息が出ます。
そのうち、掛け軸や使い古した食器なども持ってこられそうで...恐怖です。
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