<この体験記を書いた人>
ペンネーム:さとみ
性別:女
年齢:34
プロフィール:年の差婚をして主人の地元に引っ越してきました。新しい土地を開拓中です。
20歳離れた主人と「年の差婚」をしました。
主人には成人した娘さんがいて、結婚前に何度か会い、もう「親子」という関係は難しいけれど、良い関係になれるといいねという感じで同居をスタートさせました。
もう一人、一緒に暮らしているのが義母です。
会話をしているとちょっとウワサ話や悪口が好きな方なんだな、と思っていました。
そんな中、同居を始めてすぐ義母から「〇〇(主人の娘)が、あなたの事良く思っていないみたいよ」と聞かされました。
「やっぱり他人が自分の家で暮らし始めることに抵抗を感じているんだ...」と思い、主人にも相談しましたが「そんなすぐには慣れないだろう」とのこと。
しかし義母と話すたびに、主人の娘さんが「私を嫌がっている」ということを聞かされ、そのうちに主人の娘さんからは挨拶もしてくれなくなりました。
そんな中、ご近所さんに会った時に「お母さんに優しくしてね」「ちゃんと働いた方がいいよ」など、身に覚えのないような事を言われました。
そこで、電話好きの義母の会話をこっそり聞いてみると、驚くべきことがわかりました。
私が義母に意地悪しているとか、主人の稼いだお金を、私が自分の事に使ってしまっているとか、全て私の悪口だったんです。
優しくしてもらっている、と感じていたので、とてもショックだったんです。
「私、何かしましたか?」と直接聞いても、白を切るだけで話になりません。
義母に影で悪口を言われ、娘さんからは無視をされ、知らない土地に来てまだ近くに友人もいない私はパンクしそうでした。
そこで私は、もう家を出る覚悟で主人の娘さんに直接話をしてみることにしたのです。
「仲良くやっていきたかったけど、嫌な思いをさせてごめんね。実はおばあちゃんから聞いてるんだ」と伝えました。
すると主人の娘さんは驚いた顔。
そして自分もおばあちゃんから私が娘さんの悪口を言っていると聞かされていたんだそう。
年の近い私との生活に、不安もあったけど楽しみにもしていたためとてもショックだったと。
まさかの告白にふたりともビックリで、これまで義母から聞いた話などをし合って、お互いの誤解が解けた時にはふたりで泣きました。
そして義母の悪口は、ご近所さんだけでなく、親戚にも伝わっていることを聞きました。
娘に「いじめられてるんだって?」「なにかあったら警察に相談しろ」など親戚から連絡が来ているそうで、どれだけ私が悪く言われているのかと思うほどです。
その晩、早く帰ってきた主人と4人で夕飯を食べている時に、娘さんがこれまでの話を義母の前で主人に話してくれました。
主人は驚き、義母はバツの悪そうな顔をしていました。
主人がなぜ家族をバラバラにさせたかったんだと問うと、「今まで3人でやってきたのに他人の私が主人と娘を取ってしまうのが嫌だから」とのこと。
「年の差婚」も義母からするとみっともないと思っているとも言われました。
主人はこれまで娘さんと私の相談に乗ってこなかったことを反省したようで、義母にはこれまで見たことのない顔で怒りました。
「母を置いて家を出る!」と言ったんです。
ひとりでは何もできない義母が「もう余計はことは言わないから」と約束したことで、事態は一応収束しました。
まだご近所さんからの目は怪しいですし、義母ともまだわだかまりはあります。
ですが、私に何か言おうものなら、娘が助けてくれるようになったため、現在は楽しく暮らすことができています。
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