こんにちは、ブログ「キッチン夫婦」を運営している夫のKです。
前回は、妻が「車が冠水する被害に遭った体験」を書きました。
前回の記事:戻れないし...進めない!20年前、局地的豪雨で経験した「まさかの事態」/キッチン夫婦(妻)
今回は息子が「おやじの味」と感じている料理の話を書きたいと思います。
現在息子は21歳の専門学校生。就職の内定も決まり来年は社会人として宮城県を出る予定です。
そんな息子が、私がいつも作っているポテトサラダを食べていた時の話。
私「ポテトサラダおかわりあるから食べたら?」
息子「うん」
私「お前の大好物だから、お前のために作ったようなもんだから」
すると、お代わりを大量に盛り付けてきた。
私「ちょっと多すぎない?」
息子「だって実際美味しいからね。お父さんの料理の中でこれと大根チャーハンが1番好き」
私「何言ってんだ、他に手の込んだ料理もたくさんあるだろ」
息子「そうだけど、この2品だけは小さい頃からずっと食べていて味も変わらない。俺はこの料理で大きくなった気がするんだ」
私は息子が小さい頃からずっと朝食を作ってきて、再婚してからも今でも作っている。
もともと料理上手ではないが、妻と結婚してからはいろいろ教わって料理を作るのが好きになり、料理ブログまで書くようになった自分がなんだかおかしい。
でも、息子が「おふくろの味」ならぬ「おやじの味」と言ってるのは、人様に出したらちょっと恥ずかしいポテトサラダと大根チャーハンだ。
おふくろの味とは、幼少年期に経験した家庭料理、その料理によってついた味覚または料理をさすそうだ。
なので息子が「この料理で大きくなった」と言ったのはまさしく「おやじの味」なのかもしれない。
それにしてもこの料理か・・・とちょっと複雑な気持ちもする。
ちなみに妻に「私の作る料理で好きなのは?」と聞くと、1位「セロリとブロッコリーの洋風スープ」、2位「大根と鶏むね肉の昆布出汁スープ」、3位「けんちん汁」だそうだ。
スープにこだわって朝食を作ってきた私が喜ぶ選択だ。
息子はどうしてもお子様料理が好きなようだ。
決して上手ではなくお恥ずかしいですが、今回は息子の好きなポテトサラダを紹介したいと思います。
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『ポテトサラダ』
材料(約5人前)
じゃがいも...5個
卵...3個
玉ねぎ...1/2個
マヨネーズ...大さじ5~8
塩こしょう...お好み量
作り方
① じゃがいもの皮を剥き4つに切り、水にさらす
② 玉ねぎを薄切りして水にさらす
③ お湯を沸かし沸騰したら卵を入れて10分煮て取り出し、水に入れて殻を剥く
④ 鍋にお湯を沸かし沸騰したら、水を切ったじゃがいもを入れて柔らかくなるまで茹でる
⑤ じゃがいもをザルに取り出し水を切り、お湯を捨てた鍋に戻し1分程お湯をとばす
⑥ ⑤の鍋に水を切った玉ねぎを入れて、熱いうちに潰して混ぜ合わせる
⑦ マヨネーズを入れてかき混ぜ、塩こしょうで味を整えて出来上がり
いたって普通の作り方なのだが、不思議な事に妻がこのレシピで作っても同じ味にはならない。
簡単なレシピでも同じ味にならないのは、おそらくじゃがいもの茹で具合。
このタイミングがたぶん息子が食べ慣れた柔らかさになっているのだと思う。
どんなポテトサラダより私の作ったのが美味しいらしく不思議なものだ。味に幼少期の思い出が加わるのかもしれない。
そういえば息子の誕生日、遠足、運動会など何かにつけてよく作ってきた気がする。
自分の料理の場合は人様に紹介するほどの料理ではないと思うのだが、家庭料理とはそういうものかも知れない。
息子は来年には社会人になり地元を離れる予定。
息子に自分の作った料理を食べてもらえなくなると思うと今からもう寂しいのが本音だ。
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