<この体験記を書いた人>
ペンネーム:クレソン
性別:女
年齢:52
プロフィール:いつも周囲に優しく、時に厳しく接する義母。でも私からは厳しさを取り上げたいみたいなのです。
「自分は厳しくてもOK。でも、嫁は絶対NG」
これが義母のスタイルです。
なんだか理不尽すぎてモヤモヤが止まりません。この場を借りて吐き出させていただきます!
私の義母は優しい人。ですが同時に昔ながらの躾をする、厳しい人でもあります。
例えば、娘たちがまだ小さかったころ。
将来に役立つからと習字を教えてくれる優しさがある反面、キレイな文字が書けないとなると「びしっ」と一喝はいります。30㎝のモノサシで。
これ、食事中の姿勢が悪くても「びしっ」、袖口で口の汚れをぬぐった時も「びしっ」ときます。
正直「そういうのやめてよ、痛いんだから!」とキッパリ文句を言いたいところなのですが、実際にできるのは「ビシッはダメですよ、お義母さん(ハート)」なんて、優しい口調で注意するくらいでした。
月日がたち、幼かった娘たちは成長し、そんなことも完全に忘れていたある日、義母から私に突然のお達しがありました。
「私の息子(夫)にも孫(娘たち)にも絶対に怒らないで接してあげなさい!」
ええ?突然何でそんな話になるの...!?と怪訝に思っていると、原因が判明しました。
なんと、娘の就職活動を巡る私の振る舞いを聞いて「厳しすぎる」と思ったみたいなのです。
実は我が家の娘、就職活動で面接を受ける態度に少々問題が。
例えば髪の色。
「このミルクティのような髪色が気に入っているの」だとかなんとか言いながら、面接が迫っても明るい色のままで染め直そうとはしません。
次はリクルート用のスーツ。
ベッドの上に置いたまま放置して、ご丁寧にその上にドスンと座ってスマホをいじり始めます。
当然スーツはシワシワになってしまうのですが、なんとそのまま面接に向かうのです。
これには私もイラついてしまい、「受かりたいなら身だしなみくらいちゃんとしようよ」と厳しい言葉をかけていたのです。
もちろん「びしっ」なんてしていません。
娘が希望の就職先に合格できるようにとの思いから、つい厳しい態度で接していたのです。
どうやらこれが義母に伝わったみたいで、そのことにオカンムリのご様子。
自分のことはすっかり忘れているんです。
そんなこととはつゆ知らず、タイミング悪く私が実家に顔を出したものですから、ここぞとばかりに「私の息子にも孫にも絶対に怒らないで接してあげなさい」とのお達しがでたようです。
これを受けて、「はぁ~? なんですと? アンタはどうだったのかもう一回考えてから言ってみろ! 私がどれだけガマンしてたと思ってんだ!」
......なんて言葉が頭に浮かぶものの、そんなこと言えやしません。
私たちの関係は嫁姑。
ですから猛烈にムカつく気持ちをグググッと抑え込み「どしたんですか~? なにかありました~?」と素知らぬ存ぜぬを決め込む私。
それでも負けじと「怒ってもいいことなんてなにもないでしょ~、フフフ」なんて上品に笑う義母に対して、「あんたさ、アタシの娘にビシビシやってたよね」と脳内でむなしい反抗をするも、実際には「ははは~」でごまかすワタシ。
ついには「まさかと思うけど、私の息子にそんな厳しい言い方してないわよね? フフフ」と勝ち誇ったように笑うのです。...上品に。
「あんたの息子にはキツ~くお仕置きしてやる!」と心の中で叫びつつ、「もちろんですとも、お義母さん♪フフフ~」なんて、なぜか義母のモノ真似で憂さを晴らすしかない私なのでした。
あ~、モヤモヤが止まらない!
いつかやり返したいと思いつつ「私たちは嫁と姑。やめとけ」と自分に言い聞かせるしかない私なのでした。
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