<この体験記を書いた人>
ペンネーム:pokio
性別:女
年齢:46
プロフィール:私、主人、子供2人、犬猫と暮らしています。夢は専業主婦!
前に勤めていた職場での話です。
私が3年くらい勤務してから、年の近い女性Aさんが入社してきました。
Aさんは私が元いた部署に配属になり、部署内の人間関係や仕事の相談を受けるうちに仲良くなっていきました。
私も自分のプライベートな悩みを話したり、彼女も付き合っている彼の相談をしてくれたり......。
お互い離婚経験者だったので前の旦那の話や、お互いの親や兄弟の話、子供の話、ときには本当に恥ずかしい話もしました。
そして、お互い問題のある人と付き合っているけれど、嫌いになれないから仕方ない! 乗り越えていこう! など笑顔でよく語りあったのです。
そんな感じでほぼ毎日、仕事が終わってから30分くらい立ち話しをしていました。
私はAさんのことを、心から信用していました。
そして2年くらい経った頃、私は収入アップを目的に転職することを決意し、職探しをしながら仕事を続けていました。
子供が大学進学希望でしたし、ただでさえ生活がギリギリだったので、それを少しでも楽にしたくて一大決心したんです。
転職については私の中でいろいろ考えた末の結論だったので、迷いはありませんでした。
自分で決めてから彼女に話をしました。
するといろいろ話しているうちに、彼女は私に「給料のいいところに行っても生活は変わらないと思うよ」と言ってきたんです。
私はその一言がかなり気になってしまいました。
彼女には転職したいけどどう思う? とか、転職すれば生活が楽になると思わない? とか相談も質問もしていないのに、そんな言い方をしてきたんです。
私だって本心は長く勤めた会社だし、気の合う仲間たちがいる。
子供が具合悪い時にも気を遣わずに休めたりする好条件。
ただただ、給与面だけが......ということで苦しい決断なのです。
さらに40代での転職なので、なかなか勇気もいります。
それなのに、彼女から不安になるような言葉を言われてしまうなんて......。
その後、しばらくして私は転職しました。
彼女とは会ってこそいませんがまだメールで連絡を取っています。
ですがやっぱり、あの時の彼女に言われた言葉が引っかかっている自分がいるのです。
そこで彼女と距離を置こうと決め、私から連絡はしなくなりました。
すると彼女からの連絡もプッツリ途絶えました。
親友と思っていたのは私だけだったんだろうなと実感しています。
人それぞれ自分の意見はあって当然。
でも、自分の思いをなんでも口にしてしまったら相手を傷つけてしまうこともあります。
だったら、そう思っても口にはしないでいることも必要だと思います。
彼女がなんであの言葉を私に言ったのだろう?
いまだに理解できずモヤモヤしたままです。
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