老眼鏡が家に58個も!? もの忘れが激しくなった父を病院に連れていくと...大変なことに!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:まんまるまんじゅう
性別:女
年齢:40代
プロフィール:子供が自立したら両親と同居しようかと悩んでいます。和菓子好き。

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私の父は元から忘れっぽい性格で、特にモノを失くすことにかけては右に出るものもいない程でした。

寄る年波もあってか、70歳を過ぎたころから一層物忘れが激しくなったのです。

雨の日に傘をさして出かけたのに、「自分が傘で来たこと」すら忘れてズブ濡れで帰ってきたり、犬の散歩に出たはずなのに途中で公園のトイレに寄ったところで散歩中だということを忘れて一人で帰ってきたり...。

どんどん見過ごせなくなってきました。

その中でも特にひどいのが「老眼鏡」でした。

若いころは目が良く眼鏡を使う習慣はまったくなかったのですが、ある時を境に急に「文字が見にくい」と言い出し、特に右目の方が妙にブレて見えるということで老眼鏡を使うようになりました。

ただ雨の日に傘を忘れたり、犬の散歩に行って犬を忘れてくるほどですから、使う習慣の無かった眼鏡を失くさないはずがなく「かけてる時間より探してる時間の方が長い」と家族からも冗談交じりに言われるほどでした。

そんな去年の年末。

大掃除をしていると、至る所から父の失くした老眼鏡が出るわ出るわ......。

その数なんと58本!

とくにいつも眼鏡をしまうことにしている棚からは、10本以上がまとまって発掘されました。

いくらほとんどが100円ショップで買ってきたものとはいえ、その膨大な本数にさすがの私も父に注意をし、全部まとめて戸棚にしまわせました。

ところがそれから30分もたたないうちに「眼鏡がない」と騒ぎだす父。ここにきてようやく私も「これは普通の物忘れのレベルじゃないな」と気づきました。

母に聞いてみると、この半年で喋っていても言葉が出てこない様子があるとか、趣味の書道をしていても手が止まることが急に増えたとのこと......。

年も年だし認知症だろうかと、渋る父を引っ張るようにして病院へ検査に向かったのです。

問診から血液検査にCTなどなど、普段病院に行きたがらない父でもあるので、この機会にと認知症だけでなく全身の検査を含めた人間ドックをお願いしました。

その結果...。

なんと脳に腫瘍があることが判明したのです!

ひどくなった物忘れだけでなく、右目が見にくい、言葉が出ない、文字が書きづらいといった諸々もそれが原因なのではないか......という説明を受けました。

ショックを受ける暇もなく、あれよあれよという間に手術の日程まで決まり、正月気分も抜けきらないまま入院となったのです。

幸い発見が早く、初期の小さな腫瘍だったため手術も短時間で終わり、これといった後遺症もなく今では普通に暮らしています。

犬の散歩に出て一人で帰って来るようなこともなくなりました。

いつもの物忘れだ、と思って放置していたら......と考えると未だ背筋がヒヤッとする体験でした。

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