「協力してるよ。○○してるんだから」家事を全く手伝わない夫の衝撃のひと言

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:まーちゃん
性別:女
年齢:52
プロフィール:結婚して23年、子どもはおらず、54歳の夫と2人暮らしの主婦です。共働きで、余裕のない日々を送っています。

「協力してるよ。○○してるんだから」家事を全く手伝わない夫の衝撃のひと言 8.jpg

私の夫は、食事の支度が遅れても出来合いのお総菜が並んでも、掃除が行き届かなくても、けっして文句をつけません。

そう言うと、まるでノロケているようですが、実は続きがあります。文句は一切言わない代わりに、家事(特に炊事関係)に関して、私がどんなに忙しくても、自分がどんなに暇でも、指一本動かさず、お茶碗一つ下げもしないのです。

たとえば、こんなことがありました。

私の夫の勤務はシフト制なので、私より早く帰宅したり、私の勤務日に休みで家にいたりする日が、少なからずあります。その日もそうでした。

私は「待たせたら悪い」と、急いで買い物を済まし、駆け足で帰宅しました。慌ただしく夕食の支度をし、「先に食べていてね」と、出来上がった順にテーブルに載せていったのですが、夫は手をつけようとしません。きっと一緒に食べようと、待っていてくれたのだろう。私はそう思いました。ところが、テーブルについた瞬間に、夫から衝撃の一言が。

「箸が出ていないから、食べられなかった。でも、忙しそうだから、我慢していたんだ」

「俺って、やさしいだろう?」とでも言いたげなドヤ顔でした。

「食事の支度をしろ」とまでは言いません。せめて、お箸くらい自分で用意しても、罰は当たらないのではないでしょうか。

私はやや乱暴に箸を出しました。すると、私の不機嫌さを感じたのか、夫は炊飯器から自分の茶碗にご飯をよそうと、高らかに言い放ちました。
「疲れているみたいだから、手伝ったよ」
あまりにも悪びれない様子に反論する気も失せてしまい、「いや、ご飯をよそったくらいで、手伝った気になるなよ」と心の中で突っ込むにとどめました。

家事に関してはこんな感じですが、けっして悪い夫ではありません。真面目に働いていますし、ギャンブルも女遊びもせず、飲み歩くこともないです。記念日は必ず覚えていますし、荷物も持ってくれます。感謝の言葉も忘れません。

そんな夫がなぜ、家事に関してはこんなにも無神経なのか、私はずっと不思議でした。その疑問が今日ようやく解けました。

今日も私が帰宅後、一息入れる間もなく夕食の支度をしているのに、夫はボーッとテレビを観ていました。疲れていたせいもあって、私の堪忍袋の緒がブチッと音を立てて切れました。

「テレビ観ている暇があるなら、お茶碗の一つも出しておいてよ。少しは家事に協力してよ」
私が長年の怒りをぶちまけると、夫はキョトンとした面持ちで答えました。
「協力しているよ。ご飯ができるのを、テレビ観ながら、おとなしく待っているんだから」。

なんと、夫にとっては「文句を言わないイコール協力している」だったのです。あのときも、このときも、夫は協力してるつもりだったのでしょう。

夫や私の年代の父親は、まさに家族の大黒柱でした。ましてや、夫の母親は専業主婦で、夫や子どもに尽くす良妻賢母です。そんな母親を見て育ったのですから、仕方ないかもしれません。

私自身、家庭で殿様のように振る舞っていた父親を目の当りにしてきたので、「家族のために一生懸命働いているのだから、家庭ではゆっくりしたいと願うのは当然」という思いもあります。知人には、働きもせず、暴力を振るい、悪態を吐く夫に悩まされている女性も少なくないです。それを考えたら、些細な問題かもしれません。でも、モヤモヤするので、全国の主婦の皆様にお尋ねします。
「これって、家事に協力していないですよね?」

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