<この体験記を書いた人>
ペンネーム:こみく
性別:女
年齢:28
プロフィール:義父母と同居しながら、3人の男の子を育ててるママです。7人家族で毎日賑やかに子育て中です。
私は、在日台湾人の男性と結婚しました。夫をはじめ、台湾人の親戚は、みな社交的で私を歓迎してくれました。そして結婚を機に、彼の両親と同居を開始。義両親との関係も良好のまま月日は過ぎ、私の妊娠が発覚しました。とっても幸せ...だったのですが、この頃から義母の「ある行動」が気になり始めたのです。
それは、占いや風水などに過敏すぎるところ、です。
普段は、私の話をしっかり聞いてくれる義母なのに、占いなどに関しては頑なでした。子どもが産まれてからも、台湾の占いを参考に子どもの名前の画数や人相などに口を出してきました。それでも私は気にせず、自分のペースで子育てを楽しんでいました。
子どもたちが小学校や幼稚園に入り、大人の話を理解できるようになった頃、義母は月に1回ほど友人たちと知り合いの占いの先生のところに行くようになっていました。
個人的に楽しんでいる分にはいいのですが、家庭内の運気や私たちの運勢を見てもらっているようなのです。私は自分のことを言われる分には、あまり気にしません。でも、義母の友人とは言え、第三者に子どもたちの日常まで話をされるのはあまりいい気がしません。子どもたちもそれなりに話を理解できる多感な時期です。
私は意を決して「子どもの話を友人にするのはやめてください」と義母に伝えました。
すると義母は「友人は家族のようなもの。話しても問題ない。みんなうちの家族を良くしようとアドバイスしてくれているだけだ」と言ってきました。
私から見ると、義母の「友人たち」は何度か挨拶をしたことがあるだけ。とても家族とは思えません。また、他人にアドバイスをもらわなくても私たちの家族は充分に幸せだという思いもあります。でも、そのような私の考え方は、義母にはわかってもらえませんでした。
その後も友人たち、占い師の先生に私や子どもたちついて詳しく話している義母。占いから帰ってきた後には、毎回占い師の先生と友人からのアドバイスを伝えられます。私はそのたびにモヤモヤしていました。その上「あなたが勝手に決めた子どもたちの名前の画数が悪いから、子どもの性格まで悪い」というような言い方をされたのです。
我慢の限界でした。
私はネットや姓名判断の本を使って、義母の日本の名前について漢字の画数や意味を調べ、義母の名前は「人に恵まれない画数で人付き合いが悪い」ということをつきとめました。
「お義母さんの名前もすごく悪いですよ。友人関係も解消して、私も嫁をやめたほうがいいかもしれないですね。もしくは日本名の改名をしますか」
私がそう聞くと、義母はついに「今まで嫁にしてきたことがどんなに嫁を悲しませてきたのか」を理解してくれたようでした。「人に指摘され、強要されることがこんなにも悲しいことなのか」と猛省してくれました。
風水や占いを自分でする分には楽しいですが、強要してもされても、誰も幸せにならないと痛感しました。少し手荒なやり方になってしまいましたが、私の気持ちが義母に伝わってよかったです。これをきっかけに義母とは以前より仲良くなり、友達親子のように何でも話せるようになりました。今でも義母は占いが好きで、台湾の親戚や友人と楽しく話しています。私も義母の影響を受け、ラッキーカラーなどを参考にさせてもらっています。
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