<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ちもて
性別:女
年齢:52
プロフィール:何にも干渉されず勝手気ままに暮らしたい50代。
75歳になる義母は昔から教育熱心で、一人息子の夫は小さい頃からいろいろな習い事をしていたそうです。義母はずっと仕事をしていて夫は鍵っ子だったのですが、夫は子守代わりに習い事をさせてたんじゃないかと、否定的に言います。義母が一方的に中学受験をさせようとして進学塾に通わされたけれど、結局あまりにスパルタな環境についていけず挫折してしまったことは、夫にとってトラウマになっているらしく、子どもたちの教育に関しては本人がしたいようにさせようと夫婦の間では話し合ってきました。
我が家には3人子どもがいます。経済的にも大変なので、塾に行かせるのは最低限に抑えてきました。上の2人に関しては、高校や大学入試の3カ月前あたりからラストスパート的に塾へ行かせるのがせいぜいで、それでもなんとか無事合格してくれました。ただ、今高校3年生の一番下の息子はあまり勉強熱心ではないこともあり、大学へは行きたいが特に何もせず夏休みを過ごしています。その息子の高校入試のときもうるさかった義母。当然のように大学入試を控えてまた口を挟んできてるのです。
電話をかけてきては「〇〇(息子のこと)は勉強してる?」、「塾になぜ行かせないの」、「この夏が一番大事なときなんじゃないの」、「みんな夏期講習とか行くんじゃないの」と、とにかくうるさいのです。そのたびに「本人に任せているんです。本人がやる気にならないとどうしようもありませんから」と答えているのですが、どうも納得できないよう様子の義母。私では埒が明かないと思ったのか、息子に直接電話をかけ質問攻め。これを息子はのらりくらりと交わしているようです。
対外的にやや見栄っ張りなところのある義母。友人や近所の人、仕事先で一緒になる人の孫が一流大学へ行ったと聞くとライバル心が湧くようで、息子を叱咤激励するのですが、年頃の息子からしてみればただただうざいおばあちゃん。あまりしつこいと強く言い返しているそうです。そんなとき義母は「心配して言ってやってるのにあの言い草は何よ!」と怒り、まるで私が言わせているかのように私に文句を言ってきます。息子は息子で考えるところもあるようで、ナーバスになっているこの時期に、とやかく言ってくる義母にはほとほとうんざりしていると私にクレームです。
私は「文句ばかり言うのなら夏期講習代でも出してくれよ!」と心の中で毒づくことしかできず、モヤモヤだけが募るのです。
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