<この体験記を書いた人>
ペンネーム:きたいしない
性別:女
年齢:44
プロフィール:義母と暮らして10年ちょっと。末っ子長男の嫁です。
主人と結婚して12年、義母と同居して10年ちょっとになります。結婚する前から主人から話は聞いていましたが、 とにかく義母はマイペース。それによりほかの家族にしわ寄せがくることも多々あります。
マイペースでも片づけは得意な人もいますが、義母も主人も片づけは苦手。私も得意ではありませんが、子育てと仕事、家事の合間をぬって、時には睡眠時間も削り、片づけるようにはしています。しかし、義母と主人は出しっぱなし、やりっぱなし。蛙の子は蛙とはよく言ったものです。
主人は仕事柄、早朝から仕事が始まるので、私より早く帰ってきます。私が仕事から家に帰ると、主人の靴下がコロンコロン......と玄関に。洗面所に行くと、主人の仕事着が床に散らばっています。そして義母はこの光景を見て見ぬふり。義母の部屋に行くには必ず洗面所を通らないと行けないのですが、義母は洗面所を通っても床に落ちている洗濯物は見ても拾わず、またいで歩きます。私はもうため息しか出ません。洗濯物を拾って洗濯カゴの中へいれます。
また、こんなことがありました。家の中を何かがブーン。よく見ると大きなハエが飛んでいます。義母は「さっきからハエが飛んでるのよ~。気になるのよね~。どこから入ってきたのかしら? イヤよね~」と不愉快そうな顔。私は「そうですね。どこか窓の近くに行ったら出しましょう」と言って、ハエの動向を見つめていました。やがてハエは義母の部屋のほうへ向かったかと思うと、ベランダの側に。今だと思った私はハエを逃さないよう、ベランダの窓を開けようとすると......なんと窓がすでに開いていました。そしてハエは無事にブーンと出ていきました。
一瞬、え?と思いつつも、理解しました。ハエが入ってきた原因は「義母の部屋の窓が開いていたから」です。義母が干していた布団を取り込んだ後、窓を閉め忘れたのでしょう。かれこれ5時間は開きっぱなしだったことになります。義母の部屋のベランダの前にはお隣の大きな垣根があり、誰かが侵入できる場所ではないですが、動物や虫は入れるのです。
義母はよく窓の閉め忘れをするのですが、玄関の扉が開けっ放しだったこともあり、このときは肝が冷えました。鍵の開けっ放しではなく、扉の開けっ放しです。そのときは誰か家に侵入したのではと恐ろしくて、ほかの部屋に入れませんでした。
主人のお世話と義母のお世話。こんな時間があるなら、もっと子どもたちの宿題を見てあげたいのにと思うと、涙が出てきます。2人の出しっぱなしややりっぱなしの片づけで毎日せわしなく、私のストレスは増えるばかりです。
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