こんにちは。ブログ「キッチン夫婦」を運営している夫のKです。
家族の話を夫婦で交互に書かせて頂いています。
前回の記事:会えなくなってから後悔。"祖父母孝行"してますか?/キッチン夫婦(妻)
今回は私の患っている痛風の話を書きます。
痛風とは尿酸が固まって関節炎をおこす病気。この関節炎は痛風発作と呼ばれ、痛風をよく知らない人でも発作はすごい痛いらしいという事は知っている方もいるのではないでしょうか。
痛風というのは「風に吹かれただけでも痛い」それほどの痛みだということから付けられたと言われてます。以前テレビである芸能人の方が、その痛さを「1メートルぐらいのワニにかまれた感じ」と表現していました。
風に吹かれただけで痛い?この表現は理解できないかも知れませんね。
ワニに噛まれた経験なんかないでしょ?ワニに噛まれてどうだったかなんていう経験者の話も聞いた事もない。
でも痛風発作経験者は「そうだそうだ、痛いなんてもんじゃないんだよ!」と、普通では理解できないこの表現にすごく共感するのです。
私は今でも痛風の薬を飲んでいますが、発症したのは14年前の41歳の時。当時は痛風に対しての知識はまったくありませんでした。
ある日、足の親指の付け根がモゾモゾしはじめました。その後急激に激痛が始まり、当時は足を骨折したのかと思いました。 しかし骨折した記憶はありません。とりあえず様子をみることにしましたが、その痛さは時間が経つにつれどんどん増していきました。
親指をかばい引きずって歩いていましたが、そのうちあまりの激痛に歩くことすらできなくなります。親指のまわりが腫れだして、靴下を履こうとすると、傷口を棒でえぐられたみたいというか、まさにワニに噛まれた感じ、言葉では書けないほどの痛さなんです。
こうなってからなんとか整形外科へ行き、検査をして説明受けました。
「あなたは痛風ですね」
「え? 痛風? 骨折ではないのですか」
「痛風で間違いないです」
痛風は贅沢病とか太っている人がなるとか、当時はやや偏った見方をされていたのですごく恥ずかしい気になりました。また、「私は痛風なんです」と言うと「あ~美味しい物ばかり食べているからでしょ」とよく言われます。
そして料理ブログを始めてからはなおさら、「美味しいものばかり食べてるからだ」と強調されてしまうのです。
ひどい激痛に苦しむのに「あなたは美味しい物ばかり食べているから当然の報いで仕方ないでしょ」とでも言われているようだな・・・とひねくれてしまいます。
痛風の発作は治療をすれば1週間くらいで治まりますが、1週間は生き地獄のよう。24時間痛い!夜は痛みで眠れず「神様~私が何を悪いことをしたのでしょうか?贅沢はしません助けて下さい」と願ったものです。
私は14年間痛風を患っていますが、ここ2~3年になって痛風の話すると「私の知り合いも痛風なんだよね、本当に痛いらしいね」と言う人が増えてきました。それと同時にどういう病気か知られてきた気がします。
現代の生活習慣により痛風患者が急激に増えたといわれているので、代表的な現代病とされています。 たぶん皆さんの周りにも「ワニに噛まれたような痛さ」に悶絶している痛風の方がいると思います。贅沢なものばかり食べたから仕方ないよね、なんて思わずにどうか温かい目で見守って下さい。
プリン体を多く含む食品を避けることが痛風患者には大事だと知られています。プリン体が多い食品は鶏レバー、マイワシの干物などです。反対に少ないのは、かまぼこ、豆腐、牛乳、野菜類。 少ない食品で意外なのがコンビーフ。
コンビーフは栄養価が高く、プリン体が意外と少ないんです。
そこで今回は、簡単に作れてこの時期に美味しい「コンビーフの冷やしだし茶漬け」を紹介したいと思います。
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『コンビーフの冷やしだし茶漬け』
材料
ご飯・・・お茶碗1杯分
コンビーフ缶・・・40g
冷やし出汁・・・300ml
小葱小口切り・・・お好み量
とろろ昆布や刻み海苔・・・お好み量
作り方
①ご飯を茶椀に盛る。
②コンビーフを電子レンジ600wで20秒程度温めて、脂分をキッチンペーパーなどでふき取りご飯の上にのせる。
③冷やしておいた出汁をかけていただく。葱やとろろ昆布プラスがおすすめ。
旨みもあるのにプリン体が少ないコンビーフの冷やし茶漬け、簡単でいいですよ。
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