前回の記事:「もしかして徘徊かも...?」道を尋ねてきたお年寄りへの対応方法
丁寧な暮らしを心がけています。ひと手間かけることで豊かな気持ちになることはたしかです。買ってきたお惣菜をそのまま食べるのと好きな器に盛りつけて食べるのでは、見た目の美味しさに差が出て、味わいも違います。一杯のコーヒーを丁寧に淹れることでお茶の時間も至福のひとときとなります。
そんな風に丁寧な暮らしを楽しんでいる一方で、しないことも増やしつつあります。
お料理の「しなければならない」から卒業
糖質過多から冷え性を経験し、毎日のようにしていたパンやケーキ作りをやめました。なんでも手間暇かけて手作りすることが暮らしの豊かさだと思っていましたが、手を抜くことも豊かな暮らしには必要だと。言わば「しなければならない」からの卒業です。
食べたいものがあれば時間をかけて作りますが、そうではない時にはシンプルな「焼く・蒸す・切る」だけの料理が定番に。シンプルな料理が美味しいと感じる年齢になってきたのだと思います。困ったときには具沢山味噌汁と納豆と焼き魚があればいい。
SNS交流のシンプル化
毎日ブログやSNSでコメントをいただきます。とてもありがたく拝読しておりますが、お返事はシンプルに短く。SNSでは読んだよという「いいね!」ボタンを押すだけに留めることにしています。以前は、お返事の内容を考えることに時間を費やしていましたが、SNSを楽しく続けるには囚われ過ぎない距離感も大事かと思います。
また、いただいたコメントしっかり拝読する中でさらに自分の気づきが深まることも。そして新たに発信し、より多くの人に情報を届けることに時間を費やすことにしています。
失敗に囚われない、反省をやめる
人生には失敗はつきものです。毎日小さな失敗は何かしらあります。もちろん同じ失敗を繰り返さないような方法を考えることも大切でしょう。人には不得意なことってあるものです。自分の苦手な、不得意な部分を頑張って改善するよりは、得意を伸ばしたほうがいい。
失敗したら引きずることなく「しゃーないな」と許してしまおう。特にお布団に入った時には思い出さないようにして、楽しいこと、ワクワクすることを思い浮かべて寝るように。するといい睡眠を得られるようになります。
フルメイクからシンプルメイクへ
以前は、外出時にはきちんとお化粧していました。もともとメイクすることが好きではなかったのですが、社会人としてのエチケットと思ってずっと続けていました。仕事をやめてフリーランスになったのを機にご近所エリアではノーメイクかフェイスパウダーだけ。
「ああ、お化粧が面倒くさいな」と思うことから解放されてストレスフリー。逆にお化粧して出かける時に「今日は綺麗だ!」と気分がアップしてオンモードに。メリハリができるようになりました。
大人家族のお世話は時間制
子供たちも皆社会人となり、帰宅時間もまちまち。遅く帰ってきて晩ごはんを食べることもあります。以前なら、待っていてご飯を食べさせなきゃと思っていました。すると寝る時間が遅くなる。50代を半ばも過ぎると健康には気をつけないと。寝不足や無理は禁物です。
20時~21時までに家にいればお給仕をしますが、それ以降はご勝手に。23時前には台所仕事は閉店です。コンビニで買ってきたカップ麺をすする息子を見ると、つい世話を焼きたくなりますが、あえてスルー。さっさと寝る準備を始めます。
今年56歳になります。丁寧な暮らしの中にも、要らないなと思うものは出てきます。時々見直して、丁寧にかつしない暮らしも取り入れたいと思います。
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- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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