こんにちは。斗比主閲子と申します。
アラフォー、既婚、複数人の子持ち、二世帯住宅在住、富裕層(※)です。
※富裕層は純金融資産1億円以上の世帯(野村総研定義)
【前回】今年から始まった新NISA。私は「あの商品」に投資をしました!
今年1月から新NISAが始まり、投資をし始める人が激増しているようです。
ニュースを見ると、「投資家の買いが優勢で、日経平均が過去最高値に」「証券会社が個人の問い合わせにてんてこ舞い」といった、景気の良い話を見かけます。
何度か紹介していますが、新NISAは、とてもお得な投資優遇制度です。
年間最大360万円、生涯最大1800万円の投資枠で、この投資枠で投資をすると売却時に利益が出ても無税です。
そして、一度売却をすると投資枠は復活します。
新NISAのこの特徴を使って、投資をして利益が出たらすぐに売却をして現金にして、また、タイミングを狙って再度投資をして、また売って......という行為を繰り返す人は多く出てくると思います。
仕組み上、そういうやり方はできるわけですから別におかしなことではありませんが、私は短期間で売ったり買ったりをするつもりはありません。
少なくとも10年間は、いや20年間ぐらいは、新NISAで投資した資産がどれだけ増えていても、売却して現金にすることはしないはずです。
理由は大きく二つあります。
一つは、私が投資に回すお金は今すぐに必要なお金ではないからです。
新NISAの投資枠を使って、多少利益が出たとしても、私はその増えたお金の使い道がありません。
生活費分のお金は投資をしないで手元に持っています。
出費としては大きくなりがちな、子どもの教育費も別に確保しています。
もしかしたら、突然世界一周の海外旅行に行きたくなったとか、家族が大病を患って治療費がかさんだとか、家の購入費用が必要になるとか、そういう大きなお金が必要になることがあれば、新NISAの投資枠を売却して現金にするかもしれません。
ただ、今のところはそういう大金が必要な出来事はなさそうなので、新NISAで投資したお金がどれだけ増えていたとしても、私は贅沢をしたいとも考えていないので、売却して現金にする理由がありません。
そもそも、私が投資をしている理由は、老後に収入源が減ったり、無くなったりしたときに、生活費の赤字分を補てんするためです。
今、売ってしまって使ってしまったら、老後に困ることになります。
もう一つは、投資の複利の効果が凄まじいことを知っているからです。
複利の効果とは、投資をして増えた分を再投資してさらに利益が増えることです。
利息が利息を生むというと、伝わるでしょうか。
例えば、新NISAで100万円を年間の利回りが10%ぐらいの金融商品に投資をすると、1年後には110万円になります。
このタイミングで売却をすると、税金がかからないので、110万円が手元に返ってきます。
もし、この110万円を売却しないで、また1年間、運用をし続けるとどうなるでしょうか。
110万円×110%で121万円になります。
1万円分増えたのが複利効果によるものです。
「何だ、たった1万円しか増えないのか」と思うでしょうが、これが10年、20年続くと、どんどん金額が増えてきます。
仮に、10年間投資を継続すると複利効果で増えた部分は59万円、20年間だと372万円になります!
凄い金額ですよね。
繰り返しですが、私が投資をしている理由は老後の生活費を賄うためです。
その時にできるだけお金で苦労をしないよう、投資した資産が増えていってもらえるとありがたいなと考えています。
人によっては、お金の使い道が今すぐにあって、将来大きく増えることを求めてないかもしれません。
私の投資の目的は長期間で資産形成をすることですから、新NISAで投資した資産は10年間~20年間は継続して保有し続けるつもりです。
以上、今日はこんなところです。ではでは!!
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