<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ゆらら
性別:女
年齢:53
プロフィール:76歳の母方の兄妹は5人全員がおしゃべり。中でも3つ年下の叔母は群を抜いていて、度々巻き込まれ困っています。
昨年のお盆に新型コロナウイルスの影響で親戚の集まりが中止となり、今年のお正月は簡単に新年の挨拶だけということで顔を合わせました。
そのとき、昨年携帯をスマホに変えたという叔母(73歳)がLINEを使い始めたので友だち登録しようと言われ、軽い気持ちでIDを教えたのです。
その日の夜、早速叔母から「よろしくね!」というメッセージとスタンプが届きました。
ちょっと返事に困って「よろしくお願いします」とスタンプと一緒に送りました。
その後続けて「これからお風呂に入るよ」というメッセージと動物のキャラクターが湯船に浸かった絵柄のスタンプが。
「寒いのでよく温まりましょう」と返信しました。
しばらくすると「お風呂上がったよ! 片付け物してその後読書」とまた本を読むスタンプとともにメッセージが。
嫌な予感がしてきました。
叔母は夜更かしというより夜型で、同居する家族が寝静まってから読書をしたりテレビを見たりするのです。
この後も続いては大変と思い「私は寝ますね。おやすみなさい」と送ると「おやすみ。また明日」と返信が。
そのままにしておきました。
翌朝、昼夜逆転の生活の叔母からは連絡がなくホッとしていると、その日の午後からまた立て続けにメッセージが入りました。
買い物に出掛けるとか帰って来てご飯を作るとか、これから何をするかを逐一送ってくるのです。
文面だけ見るとまるで友だちのように軽くて返信に困る時がありました。
誕生日にも誰より早くおめでとうのメッセージとスタンプが送られてきて、うれしいけれどちょっと引いてしまう感じでした。
最初は元々新しい物好きでおしゃべり好きの叔母のことだし、始めて間がないのだから仕方ないかと思い相手をしていたのです。
ただ、あまりにも頻繁に、正直なところ私にとってはどうでも良いことばかり送ってくるので返信にも困り、次第にストレスを感じるようになりました。
ある日、出掛けていてスマホを一度も見ないまま買い物をしていると叔母から電話が。
出た途端「何でLINE読んでくれないの!?」と怒ってきたのです。
あまりにも唐突で返す言葉が見付からず、思わず「ごめんなさい」と謝ってしまった私でしたが、しゃべり続ける叔母の話は何も耳に入らず頭の中が真っ白になってしまいました。
家に帰り、こんなことがいつまで続くのだろうと不安になってきて、母に相談しました。
でも、母はスマホを持っていないのでLINEのことなど何もわかりません。
「大事な用なら電話してって言えば?」などと軽々しく言われ、それにもイライラしてしまいました。
その夜、叔母から感情的にかかってきた電話と母の的外れな返答で頭がぐるぐるして眠れませんでした。
次の日、思い切って娘にそのことを話すと「ブロックすれば良いんじゃない?」とバッサリ。
思わずそれは無理だと言いましたが、それが一番良い気もしてきました。
でもそんなことをしたら、昨日の電話以上にキレられるのではと思うとためらいます。
もう本当にどうして繋がってしまったんだろう。
おしゃべりでちょっと面倒な叔母だとわかっていましたが、こんなことになるなんて思ってもいませんでした。
今は少し落ち着いてきましたが、毎日数回LINEは送られてきます。
ブロックしたいのですが、最終手段の前に叔母と同居している従妹に間に入ってもらおうかと考えています。
関連の体験記:LINEにハマり、すぐに返信したい82歳の母。でも私が「返信係」をするの...!?
関連の体験記:「既読にならない方、賛成でいいですね?」LINEが流行り始めたころの「PTAグループトーク」の悲劇
関連の体験記:長文LINEに長電話...もうやめて! 派遣の私に「正社員マウント」をしてきた50歳同僚の末路
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。