持つべきものは現金と実感。腕を骨折して三カ月収入がゼロに。別居中の夫は当てにならず.../chii

モラハラDV夫の元から逃げて9年目の60代シングルです。

ちなみに離婚は成立しておらず、熟年別居中です。

【前回】60代一人暮らしで全治三か月の複雑骨折! 仕事も家事もできずどうやって生活すれば...

持つべきものは現金と実感。腕を骨折して三カ月収入がゼロに。別居中の夫は当てにならず.../chii pixta_65721415_S.jpg

10月中旬に転倒をし、右腕上部を骨折しました。

整形外科の先生には、家族に家事をやってもらって安静に過ごしてくださいと言われました。

私は現在63歳、一人暮らしで家族はいません。

先生にそう言われても、心の中で一人で頑張るしかないって思いました。

最初の頃はベッドから起き上がるのも悲鳴をあげるほど痛くて、毎日ノロノロと過ごしていました。

便利な世の中です。

食料品はネットスーパーで注文し、次の日には届けてくれました。

困ったのはシャワー。

洋服を脱ぐのも大変だったからです。

それでも1時間かけてシャワーを浴びました。

骨折して二カ月たって、ようやく痛みは収まりましたが、今度は腕が動かなくなっていました。

二カ月も動かさずに三角巾で固定していたからです。

骨はくっついてきて痛みはなくなっても、筋肉が固まっていたので、一日おきにリハビリに通っています。

今回、全治三カ月と診断されて、すでに二カ月たちましたが、まだまだ職場復帰は難しいようです。

三カ月、収入が途絶えることになり、青くなりました。

今回のことで、やはり、持つべきものは現金だとさとりました。

一カ月の生活費を10万円にみつもっても、三カ月分くらいは普通預金の口座に入れておくべきでした。

私の口座には現金がほぼ入ってなくて、最後の給料が振り込まれても、あっという間になくなってしまったのです。

そこで、老後資金用におととしから貯め始めていた積み立てNISAの一部を解約することで、なんとかなりました。

こんな時、住む家があって養ってくれる家族がいたら、安心して療養できるのにと思ったし、近くに夫が住んでいるのに、助け合えないことが悲しくなりました。

早く治して職場復帰したいと気持ちばかり焦っていたけれど、なかなか腕が上がるようになりません。

こんな状況の時に、大学院一年生の息子から、家賃が払えないからお金を貸してくれと連絡が来ました。

一瞬、えっ、なんでこんな時にと思ったけれど、希望通りの3万円を息子の口座に振り込みました。

「お母さんも金欠病、こっちが助けてもらいたいよ」なんて言えますか?

子どもが困った時に助けるのが親だと思っているので、そんなこと言えるはずもありません。

息子は、大学一年から大学院一年の今に至るまで、お金を貸してと言ってきたことは一度もなく、なんで今なの? と思いました。

彼は現在、就活中で人生で一番大事な時期と言っても過言ではなく、就活に集中するためにアルバイトをしばらく休んでいたそうです。

それで、生活費が足りなくなったということでした。

骨折して二カ月たったころ、別居中の夫から電話がありました。

久しぶりの着信でしたが、相変わらず具合が悪いという愚痴ばかりです。

「胸が苦しくて、仕事ができない、どこかに薬は売ってないか?」と。

なんで、そんなことを私に聞いてくるのか、あきれました。

病院に行くように諭して、自分も全治三カ月のケガをして大変な状況であることを伝えました。

夫は、大丈夫か? の一言もなく、「転んだ? バカじゃないのか、年取ってからの骨折は治らないんだぞ、まったくしょうがないやつだ」と言い放ちました。

この人に助けを求めようとは一ミリも思ってないけれど、私に頼ってくるのはやめてほしい。

なぜ、電話にでるのか、なぜ、夫の話を聞くのか、理由は子どもたちのためです。

とくに人生で一番大事な時期の息子には、関わらないでほしいから。

子どもたちに迷惑をかけたくないから、できたら自分で対処したいのです。

今年はさんざんな一年でしたが、ケガが完治したらバンバン働きたい。

年金が少ない私は、本当に一円でも多く貯めておきたいし、今回のような不測の事態もおこったりします。

持つべきものは現金、今回のことで学びました。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

chii

モラハラDV夫の家を飛び出し、7年目のchiiと申します。離婚には応じてもらえずに、現在も熟年別居中です。つい最近、共に暮らしていた大学生の息子が自立をして一人暮らしになりました。某スーパーでサービスカウンターの仕事をしています。パートなので生活は楽ではありませんが、結婚生活が地獄だったからこそ、現在の一人の時間に幸せを感じています。別居直後から書き出した「60代小さく暮らす」お一人様の老後がテーマの「お茶のいっぷく」を書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP