娘の専門学校から「半年分の学費が未納です」と電話が...一体、なぜ? 18歳で家を出た娘のその後/chii

モラハラDV夫との結婚生活、そして夫から逃げるまでを綴ってきましたが、夫の元から逃げて、はい、終了ではなく、その後現在に至るまでは乗り越えなければならない壁がたくさんありました。

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娘の専門学校から「半年分の学費が未納です」と電話が...一体、なぜ? 18歳で家を出た娘のその後/chii pixta_87560200_S.jpg

同じ美容専門学校に通う同級生の彼と同棲を始めた娘ですが、私は結婚を前提ということだったので、同棲を許しました。

専門学校2年目の秋に美容師になるための国家試験にも2人は合格し、学校からの紹介でサロンに就職も内定しました。

当時は、明るい未来しか見えていなくて安心していた私ですが、突然、専門学校の事務室から電話がかかってきたのです。

「娘さんの半年分の学費が未納になっています、○○日までに納入していただかないと、卒業もできなくなります」と。

寝耳に水でした。

娘は奨学金を多めに借りていて、そこから生活費と学費を納入していたはずなのに。

娘に問いただすと、生活費が足りなくて使ってしまったというのです。

夫は、18歳になったら出ていけと言い続けた娘が、本当に出ていってしまってから、娘の話には触れませんでした。

「あいつは、二度とこの家の敷居はまたがせない、帰ってきたらぶんなぐってやる」とは言っていましたけど...。

そんな状況で、娘の学費のことを夫に相談するなんてとんでもない話でした。

使い込んだお金は20万円と聞き、私は自分の通帳にあった10万円と、クレジットカードで10万円をキャッシングし、学校が指定してきた納入日までなんとか支払うことができました。

ここで娘を助けなけば、せっかく決まった就職もだめになると思ったので、必死でした。

卒業前の成人式は、夫に隠れてコソコソと決行、涙涙の成人式でした。

成人式の後くらいに、またまた娘が私を驚かせました。

せっかく決まったサロンの就職をやめると言い出したのです。

そして、娘は自分で動き、当時はやっていたアイリストになる道を選んだのです。

夢見ていた美容師をやめて、アイリストになろうとした理由は2つあります。

1つは、美容院で使う液剤が強く、手が荒れてしまうことが判明したのです。

そしてもう1つは、アイリストの方がデビューが早く、一人前になるのも、全然早いからです。

奨学金やその他の借金もあり、早く返したいという気持ちもあったのだと思います。

運よくまつ毛エクステのお店に就職することができて、娘は猛特訓を受けて3カ月くらいしてから、アイリストとしてデビューしました。

一度だけ、私は練習台となるため、娘が働くお店に行ったのですが、テキパキと働く姿を見て、ホッと胸をなでおろしました。

娘にやってもらったまつエクがとれてしまうのはもったいなく、顔を思い切り洗えない日が続きました。

タイミングが良かったのだと思いますが、娘はとんとん拍子に店長にまで昇進!

人間関係のストレスはあったものの、頑張っていました。

就職してからは、同棲していた彼とすれ違い生活が続き、喧嘩が絶えなくなったと聞きました。

彼は、有名な美容室に就職したのですが、しばらくは下積みの見習い生です。

お給料は、娘の方が高くなっていたと思います。

まだ見習い生の彼に、わがままなことばかり言っていたのかもしれません。

2人は別れることになり、娘はまた一人暮らしをスタートさせました。

その後、出会いと別れを繰り返し、令和2年には電撃結婚をしました。

同棲すると言ったと思ったら、籍を入れるという、あまりのスピードについていけませんでした。

娘が選んだ配偶者は、私の夫とは全く違うタイプで、とても良い人でした。

旦那さんの方が年下なのに、娘を温かく包み込んでくれるような包容力のある方でした。

18歳で家を出て、親の援助なしに頑張ってきた娘に、神様は最高のプレゼントを与えてくれたと思いました。

令和3年には長男が誕生し、もうすぐ2人目が生まれます。

父親からさんざん言葉の暴力を受けてきた娘ですが、私の心配をよそにちゃんと子育てしていて、わが子が可愛くて仕方ない様子です。

別居中の夫は、娘が結婚し、ママになったことも知りません。

私は、孫がこんなにかわいいとは、生まれるまでわかりませんでしたが、私のできる範囲で娘を助けていきたいと思っています。

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
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chii

モラハラDV夫の家を飛び出し、7年目のchiiと申します。離婚には応じてもらえずに、現在も熟年別居中です。つい最近、共に暮らしていた大学生の息子が自立をして一人暮らしになりました。某スーパーでサービスカウンターの仕事をしています。パートなので生活は楽ではありませんが、結婚生活が地獄だったからこそ、現在の一人の時間に幸せを感じています。別居直後から書き出した「60代小さく暮らす」お一人様の老後がテーマの「お茶のいっぷく」を書いています。

※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。

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