<この体験記を書いた人>
ペンネーム:柊子
性別:女
年齢:53
プロフィール:出産が遅かったので2人の子どもはまだ10代。家族はほかにスルー力の高い夫がいます。趣味は読書。
2004年に結婚した2歳年上の夫は、大のストック好き。
自宅近くにスーパー、薬局、コンビニがあるのにもかかわらず、自室にカップ麺や歯磨き粉、缶詰、ケチャップ、マヨネーズ、乾電池、コンタクトレンズなどあらゆるものを大量にストックしています。
予備は1、2個あれば十分なのに、なぜこんなに大量に買い込んでいるのか。
夫によれば「なくなったとき、すぐ使えるように」だそうです。
私から言わせれば、たとえなくなってもすぐ近くのお店へ買いに行けばいいだけのことなのですが。
夫はたくさんないと心配だからと、ペットボトル1ダース以上、缶詰10個以上、お米も常に5袋以上、乾電池は50個くらい、割り箸50本以上をため込んでいます。
これらを消費する前に、我々の寿命が先にくるのではないかと考えてしまいます。
災害時のために備蓄と思うこともできますが、当然調味料類などはストック分を使う頃には賞味期限が迫っていることもあります。
また、置き場所も大きな問題です。
ストックをあまり持たない性分の私も、食材関係はキッチンやダイニングに多少の予備は置いています。
しかし夫は食材関係のストックも自室に置いているのです。
つまり缶詰がキッチンと夫の自室、2カ所にあるという状態のため、在庫を把握するのに非常に不便です。
さらに夫の自室のクローゼットは、上段にスーツ、そして下段には山積みのペットボトルや缶詰、乾電池が詰まっています。
ペットボトルについては、夏になると大量の空ボトルが出て、それらをせっせと回収に出すのはもちろん私。
ウォーターサーバーにすればずっと楽なのに...。
ほかにも使っていないものがゴロゴロ置かれ、狭い部屋をますます狭くしています。
なぜ夫はこんなに大量にストックしてしまうのか。
それは夫の「ないと不安」と感じる性分からだと私は思っています。
1、2個のストックがあれば十分なのに、夫はそれ以上ないと不安に感じる傾向が強いようなのです。
そういう性分ならある程度は仕方がないと思うのですが、狭い家の中がストック品だらけになるのはたまりません。
部屋をストック品ではなく人間のスペースとして使うべく、夫とうまく話し合い、どうにかすり合わせていきたいなと思っていたのですが、最近ちょっと予想外なことになってしまいました。
それは、ストックを置かない性分の私も「買い置きがない」事態にならないように予備を買うようになってしまったのです!
ストックがないからといって夫が怒るわけではありませんが、ストックがないと私の不手際のように思われるのがシャクで、ついつい買ってしまいます。
私の場合はまあ1、2個の予備ですので差し障りはないのですが、夫のストック癖に感化されてしまったようで、自分に対してもなんだかイライラしてしまうこの頃です。
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