<この体験記を書いた人>
ペンネーム:とらとら
性別:女
年齢:52
プロフィール:アラフィフ兼業主婦。最近お風呂に入るとき、入浴剤が二種類入れられています。
私は52歳のアラフィフ兼業主婦です。
最近年齢に合わせて化粧や健康法など考え、少しでも若々しさを保てるよう努力しています。
旦那(53歳)も、そんな私に合わせて運動などを一緒にしてくれます。
一般的に見ても私たちの夫婦仲は良い方だと思います。
今でもお互いの誕生日にはお祝いし合いますし、結婚記念日などには夫婦で旅行に行ったりもします。
そんな私たちですが、先日入浴剤のことで喧嘩になりました。
私は最近ソルト系の入浴剤にはまっていて、よく使っています。
お風呂の中でしっかり汗を出してくれるので、肌の調子も良くお気に入りです。
しかし旦那はそれをあまり気に入っておらず、匂いのついた炭酸系の入浴剤を入れたがるのです。
いつもは仕事を終えて早く帰った方がお風呂掃除をすることになっているので、掃除をした方が優先で好きな入浴剤を入れていました。
しかし、なんと私が掃除をしたというのに少し目を離した隙に、旦那が自分の気に入っている入浴剤を投入したのです。
それがきっかけで脱衣所で大喧嘩になりました。
「なんで勝手に入れたんっ?」
「何も入れてないから、今日はワシが先に入ってもええ思うやないかっ」
「そんなわけあるかっ、だいたいいつもあんたはそうやって自分に都合のええようにしか解釈しないやないのっ」
「それはお前のほうやぞっ」
大声でそんな言い争いをしていました。
お互いどこかで「こんな些細なことで」とわかっているのですが、上がったボルテージに引くに引けずそのまま言い争っていると、学校から帰った息子(18歳)が言いました。
「うっさいわ。そんなことで喧嘩すな、恥ずかしい」
そう言うと私の入浴剤を浴槽に放り投げ、「両方入れたらええやないか」と部屋に上がっていきました。
突然のことに旦那と私も、ぽかんとしてしまいました。
息子は普段から、ちょっとした悪戯を仕掛けたり冗談を言うタイプではありましたが、あまり怒ったりはしないタイプです。
もちろん、こんな風に怒りながら荒々しく入浴剤を投げ込むなどということはありませんでした。
むしろ多感な時期ということもあり、最近は自分から親に日常生活のことを積極的に話すということは少なくなっていたのですが、だからこそ私たちは驚いて見つめ合ってしまいました。
そしてどちらからともなく「子は鎹とはよく言ったもんだ」と笑い出してしまいました。
もちろん、夫婦喧嘩はそれで終わり。
息子がどういうつもりで仲裁に入ってきたのかはわかりませんが、最近私と旦那2人とも仕事で遅くなった日は、息子の手により浴槽は二種類の入浴剤が入れられています。
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