「自称健康オタクの50代男性です。走って配達するというイメージだった新聞配達。実際やってみると、ちょっと違っていました」
アラフォー、アラフィフ世代の女性を中心に、実体験エピソードを寄せてもらいました。年齢を重ねると健康や人間関係、お金などさまざまな問題が発生しますが...。あなたならこんな時、どうしますか?
■え? いまどきの新聞配達って走らないって本当ですか⁉
私は自称「健康オタク」の54歳。
小学校4年生の頃から、朝にランニングをする習慣がありました。
当時、私は野球少年で、基礎体力向上を目的として朝5時に起きて30分ほど走っていました。
40年以上経ったいまでもその習慣を続けていますが、健康のために有酸素運動をしようという意識なので、いまは軽めのジョギングが中心です。
ただ、3年ほど前はフルマラソン完走を目指し、朝4時に起きて毎朝10kmを1時間ほどで走っていました。
フルマラソンの完走と目標タイムは達成できたので、その後はまた、朝5時に起きて、2~3kmの軽いジョギングにしていました。
そして走ってるときに、ふと思ったことがあります。
「この走るという行為がただ走るのではなくて、何かの役に立たないだろうか...」
そう考えたときに「新聞配達ってどうだろう?」と思いました。
朝、走っていると新聞を配達しているらしき車と何度かすれ違ったことがありました。
そこで思い切って応募してみると採用され、2024年2月から新聞配達を始めることになりました。
しかし、新聞配達を実際にやってみると、なんと走らないのです。
私の暮らしている場所が田舎で、家と家の距離があるせいか、車で移動しながら家の近くまで行き、わずか数歩で配達するスタイルでした。
「新聞配達って走らないんだ!」
これにはびっくりしました。
■やり方を変えたら目的達成! 走る新聞配達って面白い!
これではもともとの目的だった、走るという行為につながりません。
いろいろ考えた結果、担当区域を任されたいま、車をある場所に停めて抱えられるだけの新聞を持ち、走って配達するというスタイルに変更しました。
目的であった「走る」という行為に「役立つ」がプラスできるようになったのです。
配達する家や配達物をしっかり把握した最近では、配達中に前日に読んだ本や見た動画の内容などを振り返ったり、日々のいろいろなことを思考したりという、ひとり時間を楽しみながら配達できるようになりました。
まだ日の出前の暗闇や静けさの中を、もくもくと配達しています。
いままでよりもかなり早起きになりましたが、楽しく過ごせていることも事実です。
雨の日や雪の日などは大変ですが、いままでにない有意義な時間の過ごし方ができるようになったので、新聞配達をはじめて良かったなと思っています。
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。