50代で学習教室をオープン。公共施設を借りる際にはコツが必要!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:フワリン
性別:女
年齢:55
プロフィール:私が教室として借りたのは公共施設。借りる事が出来れば、何もかも揃っている最高の場所です。

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私は現在、学習教室を運営しています。お借りしている会場は地域の公共施設。そこには体育館やプール、会議室、音楽室などがあり、空手教室やパソコン教室のような教室運営をしている人たちが多くいます。

近所にある公共の会議室は2か所で、私は会場探しをする際に、両方とも直接窓口まで行き、教室運営が可能かどうか伺ってきました。1か所は借りる事が可能だったのですが、金銭のやり取りは1円であっても認められないというお話で、そこでは教室運営が不可能でした。

もう1つの施設へ伺うと、そこでは月謝が高額でなければ可能というお話でした。ただ、お勉強を教える教室としてなら可能だけれど、学習塾としての運営は不可とのこと。私が運営している学習教室はフランチャイズなのですが、その話を聞いて、会社の研修時に「塾」ではなく「教室」である理由について説明を受けた事を思い出しました。これは法的には変わりませんが、世間的に感じ方が全く違うようで、「何かあった時にその違いを感じるでしょう」と説明されていました。そしてこの時に、「塾」では借りられないという現実を初めて知ったのです。

私の教室では月謝が8千円なのですが、これを「月謝8千円」と話すと、施設の方は判断に困っている様子で考え込んでしまいました。ですが「1回千円くらい」と言い直すと、「それぐらいなら」と納得して下さったので、言い方にも気を付ける事が重要なのだと感じました。

その後、施設の規約について説明を受けました。その内容は「借りる事ができるのは週4日まで」「連続3日以上借りる事ができない」「大きな金銭のやり取りを禁止」などでした。

それから受付の職員さんと施設長さんが話をして、「会社名を公表せずに、特に何らかの問題が起きなければ」という条件で会場をお借りする事ができたのです。「何らかの問題」と言うのは、他社さんや、会場提供を断られた人たちによる質問等が多いようで、地域の皆さんが気にしていなければ大丈夫なようです。

承諾を頂くまで約1週間ほどかかり、何とか教室をスタートする事となりました。承諾して頂けるようにしつこく説得し、スタートできた時は本当に嬉しかったです。


有難い事にこの施設の駐車場がかなり広く、車で通う事が可能なのですが、教室運営は思った以上に運ぶものが多く、教材・教科書・パソコン・タブレット教材など、かなりの量になります。会場に置きっぱなしには出来ないので仕方ないのですが、車でも、荷物を運ぶだけで疲れてしまいます。また、音楽室から聞こえてくる楽器の音や、和室から聞こえてくる浪曲、廊下を走り回る子供たちの声がかなり気になります。
ですが、1時間150円という破格で借りられるのをはじめ、いい所もたくさん。教室もトイレもきれいですし、光熱費はかかりません。フリーWi-Fiなのでインターネット環境も整っていて有り難い限りです。

電話番号については悩みましたが、IP固定電話番号をスマートフォンに提供してくれるアプリを見つけ、使用する事にしました。このアプリは固定電話番号を使える上、基本料金は無料、通話料は固定電話にかけるなら3分で8.64円、同じIP固定電話同士なら無料になるというもので、本当に助かっています。現在、電話の設定をプリペイドにしていて、千円だけチャージしています。この場合、1年間に1回はチャージする必要がありますが、基本料金が無料なので、使用しなければ全く引き落とされる事はありません。

そして少しずつ宣伝しながら、学習教室を続けています。いつか生徒が増えて入りきれなくなるまで、この施設をお借りしていようと思います。音の問題と荷物の問題以外は至れり尽くせりのこの教室。ここでお仕事ができるのも、施設の皆さんのお陰だと感謝しています。

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