「供養料が50万円!?」頭の痛いお墓の問題。「墓じまい」「寄せ墓」したいけど...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:わみちゃん
性別:女性
年齢:62
プロフィール:宝くじでも当たれば簡単にお墓をまとめられるよなぁと思いつつ、お墓の行く末が気になっています。

「供養料が50万円!?」頭の痛いお墓の問題。「墓じまい」「寄せ墓」したいけど... 37.jpg

我が家のお墓事情は少々複雑です。

夫(70歳)の父方(A宗)、母方(B宗)、私(62歳)の父方(C宗)、母方(D宗)、全部で4つの宗派とお墓があります。

どれも私達の住む市内にありますが4箇所もあるので、年末年始、お彼岸、お盆の時のお墓参りは1日がかりです。

宗派が違えばお経も違い、また戒名もそれぞれです。

戒名によって葬儀、法事、お墓の年間管理料も違います。

最近「葬儀をお手頃な値段で...」というTVCMをよく見ますが、それは葬儀施行料であり、僧侶に関わるお金は含まれていません。

我が家はこの4つのお墓をみているのですが、数が多ければ多いほどお金が嫌でもかかってきます。

私の父(享年83歳)が亡くなったときは、高い位の戒名がつきましたので、僧侶は5名、1人7万円、合わせて35万円を葬儀の日に納めました。

相場というよりは僧侶の言い値のため、文句は言えません。

また、初盆のときには供養料が50万円と言われました。

初盆のお経をあげるだけでこれだけのお金を払うとは、たまったものではありません。

母は父の初盆代を半額の25万円に値切ろうとしたのですが、お寺からは...。

「本堂に納めた金額をそのまま貼りますよ」と、念押しというか脅し?のような返事がありました。

このお寺では、半紙に初盆供養に納めたお金を、生前の名前と一緒に本堂に貼るのです。

値切ったお金が出たところで恥ずかしくもないので、25万円と書かれた半紙が張り出されても気にしませんでした。

そして、その母(享年83歳)が亡くなったときは、また高額請求されたら困るので、戒名を父のときから1つ下げることにしました。

「生前、母の素行はあまりよくなかったので、父と同じ位にはとてもできません」

そう伝えると、さすがに僧侶も苦笑いするだけでした。

さてさて、私の頭痛の種は4つのお墓の将来です。

永代供養を頼むと、20年ほどで合祀されてお墓がなくなってしまうこともあり、できることなら私の代で4つのお墓をひとまとめにしたいと考えています。

お墓をまとめるのは「寄せ墓」というのだそうです。

そのためには墓じまいをしなければいけないものの、宗派の違う場合は改宗をしなければならないとのこと。

ここでどの宗派にまとめるかが悩むところです。

そして、ネックなのが墓じまいにかかる費用。

1つのお墓として計算するお寺もあれば、1人いくらと計算するお寺もあるそうです。

これは何百万もかかる可能性がある...。

さらには、1つにまとめようとすると、文句を言い出す親族も出てきそうです。

嫁いで家を出ているのに「私も将来実家のお墓に入るかもしれない。そんなよそ様と一緒はいやだわ」とでも言い出しかねない叔母様方。

また「そんなにたくさんのご先祖の面倒は見切れない」と、ぶつぶつ言い出しそうな息子(40歳)。

それぞれの立場で文句を言う顔が浮かび、明らかに揉めそうです。

「寄せ墓」をやること自体がいらぬおせっかいかもと思いつつ、このまま4つのお墓を残しても問題になりそうで..。

私がなんとかするしかなさそうですからストレスいっぱいです。

人気記事:《漫画》「手伝います」「いいよ大丈夫」義実家でしどろもどろの私。食事は外食になったけど<前編>
人気記事:《漫画》同居して36年...100歳で亡くなった義母が言いふらし続けた嘘ばかりの「悪口」<前編>
人気記事:「嫁が息を引き取りました」思わず言葉を失った...ある友人からの報告。《続・僕は、死なない。(17)》

健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
記事に使用している画像はイメージです。
 

この記事に関連する「みなさんの体験記」のキーワード

PAGE TOP