あわや失明寸前!35年前の事故から横持ちされた傘の先端を注意し続ける私

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:わんわん
性別:女
年齢:50歳
プロフィール:50歳会社勤めの主婦。55歳会社員の夫、20歳大学生の息子と3人で首都圏在住。

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現在50歳、会社員の私は電車通勤。

会社に着くまではいくつもの階段やエスカレーターを通過します。

畳んだ長傘を立てた状態ではなく、横、またはわずかに斜めにした状態で持ち歩く人ってときどき見かけませんか?

平坦な場所でも危険だし、階段やエスカレーターでは目の前に先端が来ることもあり、恐怖を感じます。

普段は人に注意するよりも我慢するタイプの私ですが、長傘の持ち方のマナー違反だけは許せないのです。

そのきっかけとなった出来事があったのは35年前、私が15歳、妹が10歳の頃でした。

妹と2人で出かけたある雨の日、私が2人分の長傘を立てた状態で持ち、一緒に駅構内のエスカレーターに乗りました。

私の前に妹、その前にはサラリーマン風の男性が乗っており、身長の低い妹越しに、妹の前に乗っている男性の様子が私からはよく見えました。

最初、その男性は左手に傘をきちんと立てて持ち、右手に鞄を持っていました。

エレベーターが上階に着くまでの半ばくらいから、その男性は何かを探し始め、ポケットを慌てて探り、もうすぐ上階に着く直前、右手に持っていた鞄の中を探そうと左手の傘を脇に挟んだのです。

一瞬の出来事でした。

金属製の傘の先端が、10でまだ身長も低い妹の顔の方向に向いたと思った途端、妹がしゃがみこみました。

妹の状態を確かめる間もなくエスカレーターは上階に着いてしまい、私はしゃがみこんだ妹を抱えて急いでエスカレーターの横に連れて行きました。

妹は目のあたりを押さえてうずくまっています。

押さえている手を外して傷を検分したところ、目頭から鼻方向に5ミリほどずれた場所に、何か鋭いもので突いたような跡があり、血が少し出ていました。

「あの男性が傘を脇に挟んだときに、傘の先端が妹の目頭に当たったんだ!!」

急いであたりを見回しましたが、その男性の姿はどこにもありません。

エスカレーターを降りる直前で、しかも本人は探し物に必死だったし、自分の持っている傘がどういう状態になって、どんな事故が起きていたかなど気づきもしなかったのでしょう。

妹を連れて急いで家に帰り、傷の手当をしました。

あと数ミリずれていたら、眼球に当たっていたかと思うと不幸中の幸いだったと安堵するとともに、無意識の行為が他人を失明させてしまうかもしれない、ということに恐怖を覚えました。

幸い妹の傷は浅く、現在45歳になった妹の顔に傷は残っていません。

姉として妹を連れていたのだから責任を感じましたし、かわいそうなことをしたという気持ちは今でも残っています。

この日から、傘の危険な持ち方をしている人を見かけたら積極的に注意喚起すると決め、50歳になった今でも続けています。

口頭で注意すると喧嘩になるかもしれませんし、相手も恥をかかされたと怒って行動を変えようとはしないでしょう。

ほとんどの該当者は無意識なのです。

傘の長さやその先端のことまで気にかけていないだけで、悪意があるわけではないのです。

どちらかといえば臆病で争いが嫌いな私ができる注意喚起の方法は、次の通り。

決してほめられた行動ではないと最初に断っておきます。

該当者を見つけると、素早く後ろから近寄り「あっ」と声をあげぶつかりそうになったことをアピールします。

すると、たいていの人はその後すぐに持ち方を安全な状態に変えてくれます。

トラブルになったことは35年間一度もありません。

勝手な見解ではありますが、この35年で長傘の持ち方マナーはかなり向上したと感じています。

無意識で他人に大けがをさせたり、させられたりする人がなくなるように願っています。

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