<この体験記を書いた人>
ペンネーム:濃姫
性別:女
年齢:44
プロフィール:結婚19年目の主婦。家族は夫、子ども2人。夫の実家で義父母と半同居生活をしている。
世界は自分を中心に動いていると思っている超自己中の義妹(42歳)。
義妹は50歳の夫との2人暮らしで、犬1匹とインコ3羽を飼っています。
自己中心的でわがままな性格のためか友人も少ないのでしょう。
結婚して専業主婦になると、家からあまり出ることもなく、日中はワイドショーとネットニュースを見て過ごしているようです。
我が家から40分程の場所に住んでいますが、顔を出すのは正月と自分の頼み事があるときだけ。
私たちが手助けを頼んでも、何のかんのと理由をつけて絶対に助けてくれません。
1カ月前のことです。
義妹が飼っている犬(マルチーズ)の体調が悪く、動物病院に連れていったところ肝臓がんが見つかり入院したそうです。
高齢なので容態が落ち着いたら自宅で療養させたいとLINEが来ました。
我が家も犬(ポメラニアン)を飼っているので、心配や哀しみはとても良くわかります。
「家での世話は大変だろうけど、チャコ(義妹の犬の名前)も家の方が安心するだろうしね。何か私にできることがあったら言ってね」
そう返信しました。
そして2週間後、義妹から連絡が来ました。
「明日、チャコが退院してくるの。チャコの世話で忙しくて、インコの世話ができなくなるから今から預けに行くから頼むわね」
「え、インコの世話?」
「そうよ、午前中と午後に1時間ずつ、部屋に放してあげたり、籠の掃除をしないといけないわけ」
一体この義妹は何を言っているのかと思いました。
詳しく話を聞くと、義妹宅ではインコの部屋があり、1日に2度インコを籠から出し、部屋を自由に飛び回らせ、その間に籠の掃除をしているらしいのです。
「ちょっと、お義父さん(72歳)とお義母さん(69歳)に相談して、折り返し電話するから待ってて」
急いで電話を切り、義父母に相談しました。
「家にはインコのためだけの余分な部屋も、世話などもできないから断ろう」
3人で話していたら、ピンポーン! と家のインターホンが...。
「明日チャコが戻るのに返事なんて待ってらんないから、連れてきたわよ!」
なんと義妹は3羽のインコを連れて、こちらの返事も聞かずにやって来たのです。
「家では無理だから連れて帰ってくれ」
義父が言ったところで、話を聞く義妹ではありません。
「信じらんない! この家は6人もいるんだから交代で面倒見れるじゃない。私はいつも1人で全部やってるのよ。お義姉さんもLINEで何かできることがあったら言ってねって言ったわよね!? 言ったからには責任持って手助けしてよね」
そう言った義妹は3羽のインコと鳥のエサを置いて、さっさと帰ってしまいました。
しばらく3人とも唖然とし途方に暮れていましたが、仕方がないので今は義母が中心となって世話をしています。
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