「ばあばがじいじをイジメてる」孫2人から疑いの目。いや、じいじの変なクセが発端なのに...!

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:さくらみちこ
性別:54
年齢:女
プロフィール:夫の変なクセが原因で、孫から悪者扱いされてしまいました。

「ばあばがじいじをイジメてる」孫2人から疑いの目。いや、じいじの変なクセが発端なのに...! 44.jpg

私の夫は現在58歳。

今から約30年前に結婚しました。

実はその当時から、夫には変わったクセ(?)があり悩まされています。

そのクセと言うのが「同じモノを買い続ける」というものです。

例えばアイスクリーム。

テレビのCMを見て、「これ美味しいんだよね~」なんて言ったら最後、毎日毎日買ってきます。

あるいはワッフル。

出張のお土産にと駅ナカで買ってきてくれたのですが、それがホントにめちゃくちゃ美味しかったのです。

出張土産なら大丈夫よねと思い「めちゃくちゃ美味しい~、ありがとうね」と、うかつにも誉めてしまったのですが、それが悪かった。

何度も何度も、駅ナカに立ち寄ってまで買ってくるのです。

車をパーキングに預けてまで。

もちろんお土産は嬉しいのですが、同じものばかりずっと食べられませんし、甘いものを続けて食べるのは健康上よろしくありません。

そこで「太っちゃう~」とか、「お小遣い大丈夫?」なんて優しめに断るのですが、夫は「きっと遠慮してるんだ!」とおかしな勘違いを起こしてまたまた買ってくるのです。

そうなると、かなりハッキリと伝えなければストップできません。

「イヤイヤ、遠慮じゃないの。ホントにいらないから。もう買ってくるのやめてくださいっ!」

結局、そんな厳しめの口調で伝える羽目になり、悪いとは感じつつも、そこでようやく一件落着するのです。

そんなわけで、結婚以来、夫のクセをずっとこんな感じでやり過ごしてきました。

しかし、孫が生まれてこの状況が一転。

孫たちから悪者扱いを受けるのが私になってしまいました。

というも、夫は私から厳しめの口調で断わられた後、けっこうわかりやすく落ち込むのです。

無口になって急にパソコンを持って部屋に籠ったり、「コンビニ行ってくる」と出かけて行ったりします。

こういう時、夫は体が斜め右に傾くので「元気がない」ことは家族みんなにバレバレ。

それに気づいた孫2人が夫を追いかけ、「じいじ元気ないね。どうしたの?」と話しかけると、「ばあばに怒られた...」と夫は結末だけを伝えるのです。

となると孫2人は突然じいじの強力なサポーターに変身。

「じいじが元気がない。かわいそう!」と私に訴えてきます。

まるで、私がじいじをいじめているかの如くの勢いで。

慌てた私は「違う違う、あのね...」と何がどうしてこうなったのかを一生懸命に説明するのですが、これがなかなか通用しません。

一旦「じいじかわいそう」となった孫の心には全然響かないのでしょう。

孫が2人して「じいじをいじめたばあばがアタフタしながら言い訳してる」とでも感じているような「ジトー」とした疑いの目つきで私を見つめるのです。

これには、何とも言えないモヤモヤを感じている私なのです。

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