<この体験記を書いた人>
ペンネーム:yobo
性別:女性
年齢:47
プロフィール:体力の限界と戦う2児の母です。
2012年、当時30代半ばの私は第2子の妊婦生活を送っていました。
お腹の子も5カ月目まで順調に成長し、戌の日に安産祈願のためのお参りで夫(当時38歳)とともに神社へ。
安産祈願で有名な神社なので、お参りには数百人もの列ができていました。
そして、ようやく我が家の番が来たときに、夫の携帯電話が鳴りました。
それだけでもなんとなく恥ずかしいのに、なんと夫はずっと並んできた列を外れて電話に出てしまったのです。
取り残された私...もちろん、私の後ろにも沢山の人が並んでいます。
時間的にも、さすがに並び直す選択をするわけにもいかず...。
夫と一緒にお参りがしたかったのですが、やむを得ず私だけがお参りをすることになりました。
私がお参りを終えて夫のところへ行くと、既に電話は終わっていました。
夫は以前から、物事の優先順位の付け方が一般的な人と違うと思うことはありました。
でもまさか、このタイミングでその個性が発動するとは思ってもいませんでした。
お参りは1家族1~2分程度のものです。
仮に急ぎの電話だったとしても、お参りを終えてすぐに折り返し電話すれば良いことです。
それなのに、よりによってあのタイミングで電話に出てしまい、一緒にお参りをしなかった夫に腹がたちました。
他のご夫婦を見ていると、その1~2分を有効に使って、2人でお参りをして記念撮影まで済ませていく方もいました。
そうやって、生まれてくる子どものために、一緒に行動できるご夫婦を見て羨ましくなりました。
その後、私が「一緒にお参りしたかったのに」と話すと、なんと夫は、神社の本殿ではなく、小さな社の鈴を1つ1つ鳴らし始めました。
せめてもの反省だったのかもしれません。
しかし、私にはふざけているようにしか見えませんでした。
しかもお賽銭を入れるわけではなく、手も合わせていないのです。
「それはさすがに失礼じゃない?」と私が夫を注意すると、一応お賽銭は入れていましたが、手は合わせず。
一体、夫は何をしに来たのでしょう。
こんなことならば1人でくれば良かった...そのときの私はそう思いました。
それから数カ月、いよいよ出産を迎えました。
2人目の出産であったにもかかわらず、かなりの難産で、結果的には病院のスタッフが総出で慌てながら処置をし、どうにか無事に出産することができました。
お参りの件と関係があるとは言い切れませんが、せめてあのときに一緒にお参りしていたら、私の気持ちは違ったかもしれません。
生まれた子どもが無事であったことが救いです。
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