名刀のごとき切れ味でお刺身の断面も虹色に光る! 包丁だけはこだわりたい私の自慢の1本

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:大家ぽん子
性別:女
年齢:65
プロフィール:主婦です。調理器具は使いやすい一部のものしか使わなくなるので二軍の棚があふれそうです。

名刀のごとき切れ味でお刺身の断面も虹色に光る! 包丁だけはこだわりたい私の自慢の1本 99.jpg

65歳の主婦です。

家族は誰も気づいていなさそうですが、包丁には私だけのこだわりがあります。

まずは柄と本体が一体型で溝がないこと。

柄が木製のほうが滑らないのですが、継ぎ目に汚れが残ってしまう気がするのでオールステンレス製のものを使っています。

滑りにくくするため、一体型の包丁でも柄に溝のついたものがありますが、汚れが溜まったり水切れが悪かったりするので、なるべく装飾の少ないものがベターです。

手入れも忘れません。

月に1回、だいたい決まった日に砥石を使って自分で研ぎ直しています。

包丁をサッと通すだけのかんたん砥石も使いましたが、やはり昔ながらの平らな砥石を使うと切れ味がさらに良くなります。

砥石と刃を同じ角度でキープするのが難しく、なかなか納得のいく仕上がりになりませんでしたが、ここ数年は丁度いい角度をつけられる便利グッズを使っています。

上手く研げた包丁は、まさに刀のごとき切れ味。

柔らかなトマトの皮も全く抵抗なくスッと切れますし、お刺身を切っても断面がピカピカです。

お刺身の断面が虹色に光ることを知っていますか?

最初は魚の脂が虹色に光っているのだと思っていましたが、切れ味の良い包丁で切ると赤身でもそうなるのだそうです。

うまく研げたかな? と思ったときはわざわざ刺身のサクを買ってきて試し切りをします。

気分は剣豪です。

池波正太郎の時代小説に出てくる登場人物になったつもりで、包丁をスッ...とひく。

それだけで筋が多めのサクも一発で切れ、角の立ったおいしそうな刺身になります。

「やった、大成功!」

この快感、一度味わったらやめられません。

マイベスト包丁との出会いは偶然でした。

引き出物のカタログギフトでデザイナーの台所用品が扱われていて、見た目が良かったので選んだものだったのです。

特殊ステンレス鋼を使った刃は切れ味鋭く、野菜も肉もサクサク切れます。

また、本体と柄が一体型なので、ニンニクを切ったなど本体ににおいが付いたときも、丸ごと掃除用洗剤に漬けられます。

「何て便利なんだ!」と感動しました。

人間というのは欲深いもので「もっといいものがあるんじゃないか」とドイツ製包丁や刀鍛冶の名のついた他の包丁に浮気もしましたが、結局はこの包丁に戻ってきました。

その結果10年以上、包丁一軍の地位を保ったまま、我が家の台所で活躍してくれています。

まな板や鍋など、他の調理器具はホームセンターで目についたものをポイポイっと買ってしまえるのですが、手軽に達成感の味わえる包丁だけはこだわりを捨てられません。

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