日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「仕事を辞めれば体調も良くなるかと思ったのに、体調も気分も良くならない」というお悩みに、マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事の荻野淳也さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
仕事を辞めても体調も気分も良くなりません
ストレスから仕事を退職しました。
仕事を辞めれば体調も良くなるかと思いましたが対人関係に恐怖心があり、思っていることを言えたらラクになるかと思うけど、今度は言うことに罪悪感...。
苦手な人に会うこともあると思うので、会ったときどうすればいいのか分からず、いつもあまり人に会わないように下を向いて歩いています。
これからどう過ごしていけばいいでしょうか。
良いアドバイスがあればお願いします。
東京都 N・Nさん(55歳)
【おこたえ】
自分で作りあげた心の声に気付きそして手放す
仕事を辞めても、罪悪感があったり、下を向いて歩いているようであれば、ストレスはまだ続いているということですね。
環境を変えてもストレスが発生するということであれば、ぜひ理解いただきたいことがあります。
それは、ストレスの要因は自分自身が作り出しているということです。
「自分はこう思われているのではないか」という自分の思考の癖がストレスを作り出しています。
人はあなたのことをほとんど気にしていません。
良くも悪くも、人はあなたのことを評価も判断もしていません。
どう過ごせばいいか、やり方は簡単。
まず、「自分はこう思われている」といった自分の心の声に気付き、手放す。
息を吐く時に、吐く呼吸とともに「わいてきた心の声の言葉」が体の外に出ていく、そんなイメージで吐き出してください。
心の声に惑わされず、自分を生きていきましょう。
●荻野淳也さん(マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事)
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