日頃のモヤモヤやイライラ...人生を重ねると、さまざまな心配事が出てきますよね。そこで定期誌『毎日が発見』の「お悩み相談」コーナーから「読者の悩みと専門家のおこたえ」を抜粋してご紹介します。今回は、「最近、一緒に出歩く仲間が減りやる気がでない...」というお悩みに、マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事の荻野淳也さんがアドバイス。さあ、あなたは...どう思われますか?
【お悩み】
人とのつながりが減りやる気がなくなりました。自分に気合いを入れたい
最近、知人がホームへ入ったり、入院したりと、一緒に出歩く仲間が減ってきました。
それとともに、私のやる気もなくなりました。
自分へ気合いを入れる方法はないものでしょうか。
宮崎県 K・Sさん(80歳)
【おこたえ】
好奇心をもって想像力をもって上を向いて歩こう
お仲間に会えないのは、さびしいですね。
ただ、やる気がなくなり、外出も減るとより一層やる気を失うことになりかねません。
オススメしたいのは、外に出て、目線を上げながら、好奇心をもって新しい発見を心がけて散歩をすることです。
例えば、青空に浮かぶ雲のカタチが何に似ているか想像しながら歩く。
または、朝日や夕日、お天気によっても変化する空の色を楽しみながら歩く、など。
幸せに関する研究によると、上を向いている時、人は負の感情が湧きにくい状態といわれています。
また、脳科学の研究では、好奇心をもっていろいろなことに注意を向けたり、新しい習慣を作ろうとすると、脳の細胞は年をとっていても、新たな成長を起こしていくそうです。
一瞬だけ気合いを入れて、外に出ることで、新たな発見が楽しみを生むでしょうし、新しいご縁にも気付くかもしれません。
●荻野淳也さん(マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事)
※記事に使用している画像はイメージです。