「健康のために何か始めたいけれど、何から手をつければいいかわからない…」。そんな悩みに寄り添う新たな提案として、ネスレ日本が「大人の健康計画」をスタートしました。今回は、2026年10月1日から発売を開始した新製品発表会の模様をレポート! 当日は老年学者の島影真奈美さん、予防医学研究者の石川善樹さんを迎えたトークセッションも行われました。「健康を新しいタスクにしない」をテーマに、毎日の習慣を無理なく変えていく「大人の健康計画」。気になる3つの新商品とあわせて、イベントの様子を詳しくお届けします。
日本は長寿国。でも「自分は健康だ」と感じている人の割合は?
イベントの冒頭では、ネスレ日本株式会社 飲料事業本部の都間友紀子さんが登壇。新シリーズを立ち上げた経緯や思いについて語りました。
都間さん:「ネスレがこのテーマに取り組む背景には、創業以来大切にしてきた『食と栄養で、人々の生活をより良くする』という考えがあります。そこで注目したのが『ヘルシーロンジェビティ(健康長寿)』。これは、単に長生きすることではなく、できるだけ長く、健やかに、自分らしく暮らせる期間を延ばしていくということです」
日本は世界有数の長寿国ですが、OECD加盟国を対象としたデータとして、日本の平均寿命は84.4年で対象国中最も高い一方、「自分の健康状態がよい」と感じている人の割合は36.6%で、対象国中下から2番目という数字が紹介されました。
長く生きられることと、「自分は健康だ」と実感できることは、必ずしもイコールではありません。そこでネスレは、毎日の食を通じて、これからの暮らしをより長く健やかに支えられないかと考えたそうです。
日本の生活者1000人を対象に実施した調査では、53%が「健康について考えること自体に疲れる」、56.1%が「健康のために頑張ろうとするほど負担に感じる」と回答。
さらに67.7%が「健康に関する選択肢が多すぎて選ぶのが大変」と感じており、特に40代では、74%が「迷った末に結局何も選ばないことがある」と回答しています。健康に無関心なのではなく、むしろ、健康を気にしているからこそ、情報や選択肢の多さに疲れてしまう。これがネスレの考える「健康疲れ」です。
都間さん:「調査で分かったのは『新しいことを増やさず、無理なく美味しさも妥協しない』という、生活者のリアルな本音でした。そこで着目したのが、始める負担を減らすことです。新しいサプリや健康法を足すのではなく、毎日の『いつもの1杯』を今の自分に合う1杯に置き換える。健康を新しいタスクにせず無理なく習慣化してほしい、そんな想いから生まれたのが『大人の健康計画』です。健康になれるきっかけは、実は日常の中にある。そう気づいた日を私たちは『健康初日』と考えています」
新しい健康法を始めたり、生活を大きく変えたりするのではなく、今ある習慣の中の「いつもの1杯」を、健康を意識した1杯に置き換えるという発想。これなら、始めるハードルもぐっと下がりそうです。
習慣化のカギは「楽しさ」! 専門家と考える無理のない健康長寿の作り方
続くトークセッションには、ゲストとして老年学者の島影真奈美さんと予防医学研究者の石川善樹さん、そしてネスレの都間さんが参加。「頑張らない健康習慣」について、それぞれの視点から語り合いました。
島影さん:「健康長寿というと、『病気にならない』『いつまでも若々しく元気でいる』といったアンチエイジングのイメージを持ちがちです。しかし、WHOが示す『健康的な老い』は、病気かどうかだけで決まるものではありません。大切なのは、『私たちが今まで大切にしてきたことを、これまで通り大切にできること』。そもそも、老いのメカニズムは非常に複雑で、食事や睡眠など、日々のさまざまな生活習慣が影響すると考えられています。『これ一つだけやれば大丈夫』というものはないんです」
島影さんは、「健康のために1日だけ100点を目指すよりも、日々の生活の中で少しずつ変えていく積み重ねが、1年後、3年後の健康を作る」と話し、「頑張らないでやれることをやっていく」ことをすすめました。そして、予防医学研究者の石川善樹さんからは「健康疲れ」について興味深いお話が。
石川さん:「健康に問題を抱えている人にとって、健康は優先順位の高いものです。 一方で、特に自覚症状もなく元気に暮らしている人にとって、健康はもちろん大切ではあるけれど、仕事や子育て、趣味など、ほかにも大事なことがたくさんあります。つまり、健康は大切だけれど、必ずしも『人生のナンバーワン』ではないんですね。そういう意味で言うと、現代人が『健康疲れ』を感じているのは、健康な人が多いことの裏返しでもあるんです」
「健康の重要性は分かっていても、なかなか暮らしの最優先には置けない」と指摘する石川さん。それを受けて司会者からは、「そうした状況でも健康習慣として続けられるコツ」について質問が投げかけられました。
石川さん:「習慣化には『始める理由』『続ける理由』『やめられなくなる理由』という3つのプロセスがあり、それぞれ理由が異なることが多いんです。健康のために運動を始めるきっかけは、『お腹が出てきたから』とか『テレビで健康にいいと聞いたから』とか、人それぞれ。そこから続けられるかどうかを考えると、大事なのは『楽しいかどうか』に尽きるんです。そして、ずっと続けていくと、『ここでやめるとむしろ気持ちが悪い』といった『やめられなくなる理由』になる。最初から『これをやって人生を変えるぞ!』と大きなことを始めようとすると、なかなか続きません。無理をして始めて、途中でやめてしまうと、『自分は続けられなかった』と、かえって自分を責めることにもなりますから。むしろ、今の日常生活の延長線上くらいから始めるのがいいと思います」
新しく何かを頑張って始めるのではなく、今までやっていたことを、ちょっと健康的なものに置き換えていく。「そういう始め方なら、無理なく続けやすいかも!」と、健康に対してちょっと前向きになれるトークセッションでした。
「いつもの1杯」を健康習慣にチェンジ!注目の3品をご紹介!
今回ネスレから発売されるのは、「日中の活動」「夕方から夜の休息」「日々の食生活」という、年齢を重ねる中で気になりやすい3つのテーマから生まれた3製品です。
・ネスカフェ プロテインカフェラテ
日中の活動や体づくりを意識する人に向けた商品で、いつものコーヒーやカフェラテを置き換えることで、たんぱく質(1 本当たり 4.0g)とビタミン B6(1 本当たり 0.70mg)が補給できます。コク深いコーヒーとまろやかなミルクの味わいが特徴です。
・ネスカフェ GABAカフェインレスラテ
夕方から夜の一杯を意識した商品で、GABA(1 本当たり 100mg)、ビタミン B6(1 本当たり 0.70mg)、ビタミン B12(1 本当たり 0.60μg)を配合し、カフェインは97%カット。夜もコーヒーやラテを楽しみたい人に向けた、カフェインレスの選択肢です。
・ネスレ おとなミロ 1日分の鉄分
1 日分の鉄分 (1 杯分(ミロ 1 本+牛乳 150ml)当たり 6.8mg)、カルシウム、ビタミンDが手軽に補給できます。大人向けに甘さ控えめに仕上げています。
実際に試飲した島影さんは、「栄養機能食品って、どうしても『栄養成分が入った製品』という味がするイメージがあった」と話し、飲んでみて「こんなにおいしくできるの」と驚いたそう。特に「おとなミロ 1日分の鉄分」は、冷たい牛乳でも作れる手軽さがお気に入りなんだとか。「本当に冷たい牛乳で溶けるのかな?」と半信半疑だったものの、実際にはすぐに溶けたそうで、「朝の時間がないときに、すぐ作れてすぐ飲めるのがうれしい」と話していました。
また、普段コーヒーを1日3杯ほど飲むという石川さんは、そのおいしさに感動し、「3杯のうちの1杯を置き換えるところから始めてみたい」と意欲を述べていました。
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健康のために、今までできなかったことを一気に始めなくてもいい。 朝のコーヒーやラテなど、すでに習慣になっているものを少しだけ変えてみる。その小さな一歩が、これからの自分の健康について改めて考えるきっかけになるかもしれませんね!
取材・文=宇都宮薫

