「カチャリ」の音に顔面蒼白。一瞬の隙に、幼い娘が家の中から鍵をかけた...母が取った「最後の手段」は/オキガネ
旦那が脱サラして夫婦で居酒屋経営を始めました。
何もかも順調だった矢先、旦那の浮気が発覚し、すったもんだの末に離婚して一人暮らしに。
その後、脳梗塞になり大事には至らなかったものの、私のことを心配した娘達の提案で、離れて一人暮らししていた長男と現在は同居しています。
▶前回|何気ない幸せが一番大事。離婚して生活が一変したからこそ味わえた「平穏な日常」
私には3人の子どもがいますが、今回は長女が幼い頃のお話です。
当時、キッチン・風呂・トイレ付きで2部屋というアパートに数年ほど住んでいました。
幼い娘と遊びながら、部屋の外にある洗濯機へ洗い終わった洗濯物を取りに行こうと思いました。
普段ならば一緒に外に出て洗濯物を取り出したりするのですが、その時娘は機嫌良く遊んでいました。
少しの間なら1人で遊んでいるだろう。
よし、今のうち。
そう思った私は娘に声をかけてから外に出ました。
遊びに夢中になっている娘は適当に返事をしました。
それから私が居ないことに気付いた娘が玄関までやってきたようです。
全ての洗濯物をかごに入れてドアに向かった私は、娘が玄関のところまで来ているのを泣き声で気付きました。
あらあらやっぱり短時間でもダメか。
カチャリ!
その音を聞いたのは、私がドアノブに手をかけるのとほぼ同時だったように思います。
なんと娘は中から鍵をかけてしまったのです。
ドアノブを引いても開かないことで私は焦りました。
一階でしたが裏の窓も鍵を閉めているので窓から入ることも出来ません。
私はドアの外から娘に向かって、「お手々で鍵を回してみて」と、話しかけましたがまだ幼い子どもが理解出来るはずもありません。
外から声がするのに、私が入って来ないことで娘はますます泣き出しています。
私は意を決しました。
大家さんの家は走れば5分ほどのところにあります。
洗濯物をドアの前に置き、私は猛ダッシュしました。
もし、大家さんが家に居なかったら?
そんなことを考える余裕もなく、兎に角必死で走りました。
こうしてる間に娘が鍵を開けて出て来ても、それはそれで大変なことになるからです。
幸いにも大家さんは在宅でした。
必死の形相で私は事情を話し、大家さんは急いで合鍵を渡してくれました。
そして私はまた全速力で走って自宅に帰り着き、ドアの向こうで泣き声がしているのに安心して差し込んだ鍵をカチャリと回しました。
すると目の前に顔が涙でぐちゃぐちゃの娘が立っていました。
直ぐに抱きしめて、とにかく無事で良かったと安心しました。
私の声が聞こえなくなってから娘は不安だったろうと思うと可哀想でたまりませんでした。
3人子どもがいるので、こんなエピソードの他にもそれぞれ色々ありましたが、やはり1人目と言うことと自分自身若くて未熟だったと言うことで長女が一番危ない目にあっています。
子育ては油断すると何が起こるかわかりません。
でもこんなダメな私が、3人の子どもを誰一人道を踏み外すこと無く立派な大人に育て上げたのを、「そんなの母親だったら当たり前でしょ」等と言わずに(特に別れた旦那に)褒めて頂けるととても嬉しいです。
オキガネさんのブログ:うちの旦那がゲスを極めた件について
okigane(オキガネ)
サラリーマンだった旦那がリストラされたのを機に始めた居酒屋で約20年女将を勤める。 3人の子ども達も成人してさあこれからという10年前にまさかの旦那のW不倫発覚! すったもんだの挙げ句約40年連れ添った旦那とこの度めでたく離婚して、今はパートしながら気ままな独り暮らしを満喫中。
※毎日が発見ネットの体験記は、すべて個人の体験に基づいているものです。


