腰痛、肩こり、頭痛で悩まされている人は多いのではないでしょうか。これは背骨の動きが悪くなっていることが原因かもしれません。柔道整復師でプロ野球チームの公式メディカルアドバイザーを務めたこともある、酒井慎太郎さんにお話をお聞きしました。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年9月号に掲載の情報です。

背骨は全身の不調と
つながっています

 腰痛、肩こり、頭痛の予防につながる「背骨の使い方」をセルフチェック!【柔道整復師の酒井さんが指南】(2)

頸椎(けいつい)

 腰痛、肩こり、頭痛の予防につながる「背骨の使い方」をセルフチェック!【柔道整復師の酒井さんが指南】(3)

● 肩こり
● 頭痛
● めまい
● 腕のしびれ
など

胸椎(きょうつい)

 腰痛、肩こり、頭痛の予防につながる「背骨の使い方」をセルフチェック!【柔道整復師の酒井さんが指南】(4)

● 胃もたれ・食欲不振
● 胃痛
● のぼせ
● 冷え
● 疲れやすい
● 気分の落ち込み 
など

腰椎(ようつい)

 腰痛、肩こり、頭痛の予防につながる「背骨の使い方」をセルフチェック!【柔道整復師の酒井さんが指南】(5)

● 腰の痛み
● ひざの痛み
● 脚の付け根の痛み
● 便秘
など

胸椎のしなやかさが
動きやすい体を作る

肩こりや腰の痛みに悩まされている人は、背骨の動きが悪くなっていると酒井慎太郎さん。

なかでも重要なのが、胸椎だといいます。

「胸椎は首と腰の橋渡しをする部位で、よく回旋するという特徴があります。例えば、体をひねって後ろを向くとき、一見腰を回しているようですが、実はメインで動いているのは胸椎。回旋をはじめとする胸椎の動きの良さが、背骨全体にしなやかさをもたらし、全身の動きを良くすることにつながります」(酒井さん)

胸椎の動きが悪くなる原因は、猫背などの悪い姿勢。

「前傾姿勢をとるようになると、胸椎が硬まり、動かせなくなります。周囲の筋肉も使われないため血行が悪くなり、背中や肩甲骨にハリやこりを感じるように。次第に、首や肩、腰、ひざなどに不調が起こります。また、頭痛やめまい、吐き気などが現れることも珍しくありません」

いつまでも動きやすい体でいるためには「胸椎を休ませないこと」と酒井さん。

まずは背骨の使い方を確認してみましょう。

背骨の健康チェック
後ろ歩きで壁の前に立つ

 腰痛、肩こり、頭痛の予防につながる「背骨の使い方」をセルフチェック!【柔道整復師の酒井さんが指南】(7)

壁に向かって後ろ向きで歩きます。
最初に壁についたのは、体のどこの部位ですか?

 腰痛、肩こり、頭痛の予防につながる「背骨の使い方」をセルフチェック!【柔道整復師の酒井さんが指南】(8)

頭がつく⇒背骨の動きは正常。正しい姿勢を保てています。
肩甲骨がつく⇒頸椎から胸椎がこり固まって、猫背になっています。
お尻がつく⇒胸椎から腰椎がこり固まって、腰が丸まっています。

構成・取材・文/寳田真由美(オフィス・エム) 撮影/齋藤ジン イラスト/秋葉あきこ モデル/川島佐和子(splash)

さかいクリニックグループ代表
酒井慎太郎(さかい・しんたろう)さん

柔道整復師。千葉ロッテマリーンズ元公式メディカルアドバイザー。テニスボールを使った矯正の考案者。『肩こり・首痛完全解消!10秒胸椎のばし』(KADOKAWA)など著書多数・YouTubeも好評。