鳥さん視点で描いたエピソードが印象深い
たくさんあるエピソードの中で、特に本書の第18回「飼い主への手紙」が気に入っているのだとか。「最終回はどんな話にしよう? とずっと考えていたのですが、担当さんから『鳥さん視点にしてはどうでしょう』とのご提案があり、すぐに漫画が思い浮かんだんです」と、鳥野ニーナさん。読者から「さらに鳥さんが愛しくなった」「もっと大事にします!」とたくさんの反響があったとのこと。「飼い主さんたちが鳥さんへの愛を再確認できたと知って、描いて良かったと思いました」と話してくれました。
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"飼い主あるある"のエピソードも必見
他に、鳥野ニーナさんのお気に入りは、本書第8回「ブンチョウとセキセイインコの違い」で、飼い主がセキセイインコの匂いを嗅いでいるコマだといいます。インコの体から出る甘い香りを嗅ぐ飼い主は多いので、多くの方に「あるある...!」と共感してもらえたのだそう。「『トリ扱い説明書』は実用的な内容でギャグテイストを少し控えていたので、描けて良かったです」と、鳥野ニーナさん。
また、それと第13回「くりかえす発情にご注意」の、アキクサインコが産んだ卵を『あたしは温めない女なの』と言っているコマもお気に入り。その理由は、「監修の寄崎先生がこのコマを可愛いと仰っていたので、嬉しくて...」と話してくれました。
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獣医さんの監修により専門的な知識もばっちり
専門的な「病気」や「発情対策」がテーマの漫画について、「どんな要素を盛り込めばよいか、どうすればわかりやすく伝えられるのか悩みました。でも監修の寄崎先生がチェックしてくださるので、安心して描く事ができました!」と、鳥野ニーナさん。
また、いろんな種類の鳥さんの描きわけや、その鳥さんらしい仕草や愛らしさを表現するのが大変だったといいます。「魅力的に描けるよう、まだまだ精進したいと思います!」と意気込みを語ってくれました。
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『トリ扱い説明書』は、かわいい鳥さんたちの姿に癒やされるのはもちろん、鳥さんが好きな人やお迎えを考えている人に寄り添う一冊。ぜひチェックしてみてくださいね。