冬の旬野菜ほうれん草を、肉巻きでたっぷりと!「肉巻きほうれん草おろしあん」

生でも冷凍でも年中売られていて、手軽に食べられる身近な食材「ほうれん草」。でもやっぱり旬である今の時期は、おいしさも抜群です。ほうれん草は低カロリー低脂質低糖質で、鉄分やカロテン、ビタミンB群など積極的に摂りたい栄養を豊富に含んでいます。貧血や生活習慣病の予防、免疫力向上など、さまざまな嬉しい効果が期待できる食材として、たびたび注目を集めていますよね。

『3分クッキング』2024年2月号の巻頭特集は、「冬の3大緑野菜たっぷりおかず」。その中に、気になるレシピ「肉巻きほうれん草おろしあん」を発見しました。

肉巻きは肉と野菜を同時に摂れて、かつ断面も映えて食卓が華やかになるため、筆者も大好きな調理方法です。しかもこれ、豚肉の下に油揚げを一緒に巻いてとろみをつけたおろしあんをかけるという、ちょっと工夫を凝らした一品。

気になったので、早速作ってみることにしました。

冬の旬野菜ほうれん草を、肉巻きでたっぷりと!「肉巻きほうれん草おろしあん」 肉巻きほうれん草おろしあん_画像.JPG

大根おろし入りの煮汁をたっぷりからめて
「肉巻きほうれん草おろしあん」

材料(2人分)
ほうれん草...............1わ(200g)
油揚げ.....................1枚
豚もも肉(薄切り) ......6枚(150g)
(塩少々 片栗粉適量)
煮汁
・だし汁..................1カップ
・酒、みりん............各大さじ1
・しょうゆ...............大さじ1と1/2
・大根おろし............200g
・片栗粉..................大さじ1
●塩、油

作り方
1 ほうれん草を洗い、長いままさっとゆでて水にとり、水気を絞る。
2 大根おろしは軽く汁気をきる。油揚げはペーパータオルで油を押さえ、長い辺を切って開き、半分に切る。
3 豚肉を3枚1組にして少し重ねて縦長に広げ、全体に塩、片栗粉をふり、手前に横長に油揚げ1切れをのせ、ほうれん草の半量を豚肉の幅に切って、切れ端とともにのせる。手前からきつめに巻き、巻き終わりを下にしておく。残りも同様にする。
4 フライパンに油小さじ1を熱し、3の巻き終わりを下にして2~3分焼く。巻き終わりが焼き固まったら転がしながら焼き、肉の色が変わったら巻き終わりを下にしてふたをし、弱火で4~5分蒸し焼きにする。粗熱がとれたら4等分に切り、器に盛る。
5 鍋に大根おろし以外の煮汁の材料を入れて混ぜる。大根おろしも加えて火にかけ、混ぜながらとろみをつけ、4にかける。

◇◇◇

油揚げを挟むことで出汁の染み具合がアップし、食べるとほうれん草のみずみずしさと甘辛い出汁がジュワっと溢れ出します。豚肉だけで巻くより、食べごたえも格段にアップ! 加熱することで大根おろしの辛みも飛んで、甘辛醤油味のしっかりとした味わいの中に、ほうれん草と大根の優しい甘さが広がります。また、冬の時期においしい大根もたっぷり食べられるのもうれしいポイント。

この冬は、「肉巻きほうれん草おろしあん」で旬野菜の甘みを存分に味わってみてはいかがでしょうか。

調理・文/月乃雫

 
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『3分クッキング』2024年2月号

今が旬!ブロッコリー、ほうれん草、小松菜。冬の3大緑野菜たっぷりおかず

巻頭特集は、「冬の3大緑野菜たっぷりおかず」。今が旬のブロッコリー、ほうれん草、小松菜をたっぷり食べられるアイデアおかずをお届けします。ブロッコリーは炒めものや煮もの以外にも肉で巻いて揚げたり、ほうれん草はえびチリやグラタンに、小松菜は春巻きやキムチ煮に…。ほか、やみつきになる絶品鍋や、春菊とにらの活用レシピも登場します。 大ボリュームの別冊付録は「ちくわのベストおかず50」。好評連載「飛田和緒さんのひだめしの素」は「甘辛れんこん」。大庭英子先生の連載「大人の1皿ひとりごはん」は「ビーフストロガノフ」です。

※この記事は『3分クッキング2月号』からの抜粋です。

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