しょうゆで香ばしさをプラス! しっとりやわらか「牛すね肉の赤ワインしょうゆ煮」

食べごたえがあり、何となく特別感も演出しやすい牛肉料理。でも、一歩間違うと固くなったり汁が出てしまったりと、失敗が発生しやすいお肉でもあります。それにやっぱり、お財布のことを考えるとあまり高いお肉ばかり買うのも躊躇われますよね...。

とはいえ、牛肉に含まれているカルニチンには脂肪燃焼効果もあり、また糖分をエネルギーに変えてくれる亜鉛も多く含まれています。体が冷えてしまいがちなこれからの季節、できることなら積極的に食べたいところ。そんなことを考えながら『3分クッキング』12月号の特集「肉の作りおき」を見ていたら、手軽に牛肉のご馳走感を味わえるレシピ「牛すね肉の赤ワインしょうゆ煮」を発見しました。

牛すね肉なら比較的安く手に入り、しかもシチューやカレー用にカットして売られていることが多いため使い勝手も抜群。ただ、問題はやわらかく仕上がるか、ということ。そこで早速、作ってみることにしました。

しょうゆで香ばしさをプラス! しっとりやわらか「牛すね肉の赤ワインしょうゆ煮」 牛すね肉の赤ワインしょうゆ煮_画像.JPG

シチュー用すね肉をやわらかく

『牛すね肉の赤ワインしょうゆ煮』

材料(5~6人分)
牛すね肉(シチュー用)......700g
 (塩小さじ2/3 こしょう少々 小麦粉大さじ1)
赤ワイン......2カップ
しょうゆ......大さじ1
ローリエ......1枚
●油

作り方
1 牛肉は大きめの一口大に切る。塩、こしょうをふり、小麦粉を全体にまぶす。

2 フライパンに油大さじ1を強めの中火で熱し、1を並べ入れてこんがりと焼き、鍋に入れる。

※肉の表面をこんがりと焼いてから煮て、香ばしく煮上げる。

3 赤ワインを加えて煮立て、アルコール分を飛ばす。かぶるくらいの水(1と1/2カップ程度)を加えて煮立て、アクを除いてローリエを加える。ふたをして弱火で1時間ほど煮つまってきたら水少々を足して焦がさないように、肉がやわらかくなるまで煮る。

4 ふたをとってしょうゆを加え、煮汁が少なくなるまで(鍋底から2cm程度)しっかり煮つめる。

◇ ◇ ◇

牛肉に小麦粉をまぶしてから焼くことで、途中で肉汁が流れ出てしまうことなくジューシーかつやわらかな食感に仕上がっていました。また、ワイン煮は洋風の料理ですが、醤油を加えることで和のテイストも感じられる新しい味わいに。牛肉のガツンとくる肉々しさと香ばしさのコラボレーションがたまりません...! 付け合わせの粉吹き芋との相性も抜群です。

筆者はこれまで、「牛すね肉は固そう」というイメージからあまり使ったことがなかったのですが、これからは安心して積極的に活用できそうです!

調理・文/月乃雫

 
3分クッキング11月号(NTV版)表紙データ_w200px.jpg

『3分クッキング』12月号

年末年始に便利な肉の作りおき&おせち特集

第1特集は、ちょっとしたごちそう気分を味わえる「肉の作りおき」。豚の角煮、チャーシュー、鶏ハム、ローストビーフ、牛すね煮、ミートローフなど、高価な材料を使わなくても簡単においしく作れるレシピが大集合。年末年始のいろいろなシーンで活躍すること請け合いです。

第2特集は、手作りするおせちといえばこの3つ、「煮しめ」「黒豆」「なます」。定番の作り方にアレンジレシピも加えてお届けします。

好評連載「飛田和緒さんのひだめしの素」は「ピリ辛ねぎみそ」、「Mizukiのやみつき旬おやつ」は「ベイクドレモンチーズケーキ」です。

※この記事は『3分クッキング12月号』からの抜粋です。

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