<朝の3つのルール>
(1)体内時計を合わせる
(2)体温を上げる
(3)代謝を上げる
(1)たんタンごはんで体内時計をリセット
ご飯に納豆や卵をのせるだけでも十分。卵には、かつおぶしをかけるとさらにいい。
朝食は白米がおすすめだと小島さん。
「朝の体が最優先で求めている栄養素は糖質。パンよりもご飯のほうが糖質を多く摂れます。一緒に摂るのはたんぱく質。納豆ご飯や卵かけご飯で十分です」
「朝は食欲がない」という人は、バナナ1本程度から始めましょう。
「年齢が上がるほど、朝食は重要です。朝おなかが空かないなら、夕食の時間を早める、夜の食事を1品減らして朝に回すなど、食べられる工夫をしてください」
「たんタンごはん」の例
「たんタンごはん」は、炭水化物(主食)+たんぱく質(主菜)を合わせた食事のこと。朝食のおすすめは...。
・ご飯+納豆
・ご飯+卵+かつおぶし
・鮭おにぎり
・食パン+ツナ(ノンオイル)+チーズ など
(2)体を冷やすものは摂らない
「冷たいスムージーを毎朝飲んでいる人は、体が冷えて代謝が悪くなっていることがあります」と小島さん。
特に女性は、男性よりも筋肉量が少ないので、冷たいスムージーだけの朝食は避けたほうがいいそう。
「朝食と一緒に何か飲むならば、温かいスープがおすすめ。スムージーを飲むならば、素材は常温のものにしてください」
朝に口にするものは、冷たい水より常温の水、常温の水より白湯というように選ぶといいそうです。
(3)ちょっとだけ筋肉を刺激
「朝の運動は、1日のスタートボタンをしっかり押して、一日中、代謝の高い状態を作るために効果的です。激しい運動は必要ありません。ほんの少しだけ、筋肉を刺激する運動を取り入れるといいでしょう」(小島さん)
具体的には、その場でかけ足やジャンプを1分間行う、ゆっくり動かすスクワットをするなど。
「太ももやお尻の筋肉を使う運動や、縦方向に振動がある運動がおすすめです。ラジオ体操もいいですね」
構成・取材・文/寳田真由美(オフィス・エム) 撮影/米山典子 スタイリング/片野坂圭子 モデル/丸山佳代(SPLASH)