冬に旬を迎えるかんきつ類。なかでも香り豊かなゆずは、血行促進効果のあるリモネン、抗酸化成分のビタミンCなど冬の健康増進に役立つ成分が豊富に含まれています。今回紹介するのは、ゆずの効能を手軽に取り入れられる保存食。「ゆず2~3個で作れるので簡単。毎日の食事にさっと使えて便利ですよ」(ワタナベさん)
この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年12月号に掲載の情報です。
<調味料で楽しむ>
あえもの、炒めものなどの味つけに
ゆず塩
ワタナベさんが毎年のように作るゆず塩。「香りのいい塩、という感じで幅広く使えます。赤とうがらしを少し加えれば、即席ゆずこしょうにも」
小さじ1 3kcal/塩分0.3g
作ってみましょう
ゆず塩
保存:冷蔵で3週間
※保存期間は目安です。保存状態などにより異なる場合もありますのでご注意ください。
※保存容器は清潔で完全に乾いたものを利用ください。
下準備
果肉を取り出して皮を洗い、わたを取るところまで済ませます。わたは苦みになるので、きれいに取ったほうがおいしく作れます。
(1)ゆずは半分に切って皮と果肉に分け、皮はぬるま湯に10分浸す。
(2)皮の内側の白いわたをスプーンでこそげ取って、水気を拭く。
材料(作りやすい分量・できあがり約200mL)
ゆず...2~3個(300g)
粗塩...ゆずの重さ(正味)の5%
作り方
(1)果肉は種を除き、みじん切りにする。
(2)皮も同様にみじん切りにする。
(3)(1)、(2)を合わせた重さを量り、重量の5%の塩をしっかりなじませ、一晩おく。
アレンジ【ささ身と貝割れ菜のゆず塩あえ】
1人分87kcal/塩分0.1g
材料(2人分)
ゆず塩...小さじ1/2
鶏ささ身...2本(120g)
貝割れ菜...1/2パック
酒...大さじ1
白いりごま...小さじ1
ごま油...小さじ1
作り方
(1)ささ身は酒を加えた湯で2分ゆでてそのままさまし、食べやすい大きさに裂く。貝割れ菜はざく切りにする。
(2)ボウルに(1)、ゆず塩、白いりごま、ごま油を加えてあえる。
構成・取材・文/坂本典子、佐藤由香(シェルト*ゴ) 撮影/高杉 純 栄養計算/スタジオ食